健晃堂

悩みや問題は放置するのが解決への近道

「見つめる鍋は煮えない」という諺があります。

鍋が煮えるのが待ちきれず、何度も蓋を取って見つめていては、なかなか鍋は煮えません。

蓋をして火を掛けたなら。

あとはそのまま放置しておくのが、結果的には一番早く鍋が煮えるでしょう。

様々な悩みや、数々の問題を抱えてしまった時。

これらを解決するために、思考を整理しようとするのも同じようなもの。

焦る気持ちから目先の行動に走り、動き回ってばかりでは、頭の中がなかなか片付きません。

思考が固まるまで、しばらく何も考えない時間を持ち、その間は趣味や楽しいことなどに意識をそらすのが一番です。

これは決して、現実から目をそらし問題から逃げるということではありません。

思考を熟成させ、より良い解決方法を生み出すためです。

考え事が多過ぎると、頭の中もバラバラになってしまいます。

頭の中が散らかったままでは、いつまで経っても行動が空回りしてしまうだけ。

もちろん、行動は重要です。

しかし、思考が行き詰まってしまった時には、頭の中から悩みや問題を追い出してみるのも、良い解決方法を導くための一つの手段。

しばらく放置してみると、余分な思考が削ぎ落とされ、必要なものが自然と集結します。

悩みや問題が集まり結晶になると、それらは簡単に取り除けるようになります。

今の時期は、鍋を煮るのは合いませんが、頭の中で散らかった思考を集結させ、それらを温め行動に移すには最適な季節。

暑い季節になると、人は行動力が鈍る一方で、日頃は気が付かなかったところにも意識が行届くようになり考えがまとまりやすくなるからです。

頭の中が散らかって片付かない。

同じ悩みや問題を長期間引きずっている。

そんな状況に陥ってしまったら。

悩みや問題は、しばらく放置してみてはいかがでしょう。

きっと、自然と上手く考えがまとまって来ると思います。

ぜひ、参考にしてみて下さい。

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