健晃堂

一番楽しいのは雑用

雑用が多くて時間が無い。

雑用が無ければ、大切な仕事がもっとはかどるのに。。。

なんて思うこと、ありますよね。

しかし、本当に雑用のために時間が削られているのでしょうか?

雑用が無ければ、仕事が進むのでしょうか?

例えば、洗濯。

汚れた衣服を洗うことは、確かに雑用に見えるかも知れません。

でも、洗って乾かしておかなければ、汚れた下着を身に付けて外出しなければならなくなるかも知れません。

それは、とても不快なこと。

不快感は、確実に仕事の能率を下げるでしょう。

物事をよく見つめてみると、雑用は決して重要度が低いものではありません。

社会的に偉い立場に着いても同じこと。

雑用は人に任せて、自分は大切な仕事にだけ集中出来る環境が整ったとしても。

その中で行う仕事のほとんどは、「偉い人が行う雑用」になってしまうだけです。

雑用を雑に扱えば、面倒に感じられるだけでしょう。

面倒なことを続けていれば、苦痛が増えるだけです。

ところが、どんな仕事でも丁寧に行えば、それは精神的な安定感を得ることに繋がります。

雑用を丁寧に行うということは、脳を隅々まで働かせるということ。

手を動かし、物事を選別する。

順序立て、効率よく進めるために工夫する。

それらを統合して実行する。

すると、脳を十分にいきいきと働かせて、新しい能力が得られるでしょう。

新しい力を手に入れようとしている時の人の心は、とても澄んだ状態になります。

澄んだ心は、他のことにも様々な良い影響を与えるでしょう。

面倒だと感じた雑用ほど、丁寧に行ってみてはいかがでしょう。

きっと、大切な仕事の効率も上がり、楽しくなると思います。

15.09.29

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