健晃堂

休日の寝だめは体に悪い

一週間、頑張り通した後の休日。

ゆっくり休んで、また一週間分のエネルギーをチャージしよう。

それは良いのですが、休み方にもコツがあります。

もし寝だめをする習慣があれば要注意!!

その習慣が、心と体を疲れやすくしている可能性は非常に高いのです。

人には、体内時計という機能が備わっています。

特別に意識しなくても、毎日決まった時間になると目が覚め、ある時間になるとお腹が空き、夜になると眠くなる。

これらは、自律神経やホルモン分泌によって一定になるように保たれています。

人の身体には、急激な変化を嫌う傾向があります。

毎日の起床時間も同じこと。

いつもより大幅に時間が変わると、身体のいたる所で様々なバランスが乱れ、元に戻すためにずいぶんと余計なエネルギーを消耗してしまいます。

例えば、毎朝7時に起きる人が、週末だけは10時まで寝ていたとします。

その状態で、月曜日に7時に起きると、単純に3時間の時差が発生します。

これは海外旅行の後などで起こる、いわゆる「時差ぼけ」と同じ状態。

起床に必要なコルチゾールというホルモンも足りないまま、強制的に起きなければならなくなると。

自律神経も、活動に必要な交感神経の働きも高まらないため、頭も重く体もだるいまま過ごさなければならなくなってしまうでしょう。

週末にゆっくり休んだはずなのに、週が明けると何故か余計に疲れている。

毎週のように、こんな状態を繰り返していたとしたら、高い可能性で寝だめが原因。

ゆっくり休むというのは、寝だめをするということではありません。

起床時間、食事時間、就寝時間などの大きな生活習慣は一定に保ったまま、日頃使わない感覚や身体を刺激したり、疲労気味なところを休ませることが大切です。

心と体の健康バランスを維持し、活動のパフォーマンスを上げるために、十分な睡眠は欠かせません。

だからと言って、寝だめは禁物。

日頃の睡眠不足を感じていたら、プラス1時間程度の差に抑えておいた方が良いでしょう。

つらい月曜日を迎えるのを防ぐために、参考にしていただけると幸いです。

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