健晃堂

迷いを無くすため避けるべきは

人が物事を判断したり行動に迷いが生じる大きな原因の一つに、他人の目を気にし過ぎることがあります。

もちろん、何かをやろうとする時に、人に迷惑を掛けたり不快な思いをさせないような配慮は大切でしょう。

しかし、他人が自分をどう評価するか、人にどう思われるか?

といったことに考えを廻らせるのは、ほとんどが無意味に終わります。

なぜなら、自分が考えている他人の思惑とは、自分自身の勝手な妄想に過ぎないから。

本当の他人の思惑は全く別の所にあり、決して自分で想像しているだけでは知ることは出来ません。

どれだけ考えても決して知ることが出来ない他人の思惑を気にして、行動にブレーキを掛けてしまうほど無駄なエネルギーの使い方は無いでしょう。

例えば「SNSにこんな投稿をしたら変な人だと思われないだろうか」と気にして、本当はやりたいのに出来なかったとしても。

思い切って投稿してみると、自分の想像とは全く違う反応が起きることはよくあること。

「職場の会議で言いたいことがあるのだけど、こんな発言をして批判を浴びたらどうしよう」

悩みながらも思い切って発言してみると、意外な人から大きな共感を得られるといったケースもよくあります。

自分の周りの人達はこのような考えを持っている、と確信しているつもりでも、それは他人の思惑の一部に過ぎず、全体を把握しているわけではありません。

あなたは自分の考えや意見の全てを人にさらけ出していますか?

そんなことはないはずです。

同様に、他人も自分の思考や意見をあなたに全てさらけ出しているわけではありません。

現実の世界を迷い無く生きるために避けなければならないのは、くだらない意見を言って来る他人よりもむしろ、自分の勝手な思い込みや妄想。

人の思惑を知る唯一の方法は、自分自身の思いをメッセージや行動で表し、他人に触れてもらうこと。

他人の目が気になって、迷いの渦に飲み込まれてしまわないために。

時々、自分自身の妄想の排除に取り組んでみてはいかがでしょう?

16-09-13

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