健晃堂

悩む力の鍛え方

物事が上手く行かない時、人は必ず自律神経の働きのバランスが乱れています。

このバランスの乱れを作るのが“悩み”

逃げれば逃げるほど悩みは強大になり、さらに自律神経の働きのバランスを乱し、精神的にも肉体的にも不安定になる。

結果、何をやっても上手く行かなくなり、さらに悩みが増える。

そんな悪循環に嵌らないためには、悩みに立ち向かうことが大切。

そのためのスキルの一つが、“悩みの大きさごとに優先順位を付けること”

このスキルを磨くためには、まずは悩みを書き出す必要があります。

書き出してみると、将来に強い影響を及ぼすような大きな悩みから、今日の夜は何を食べようといった小さな悩みまで、様々な種類があります。

これらを、大中小と3つにランク分けしてみましょう。

どうでも良いもの、すぐに何とかなりそうなものは、小。

少し手間や時間が掛かりそうな悩みは、中。

自分の人生を左右するような悩みは、大。

ランク分けが出来たら、仕事中や、大切な人達と一緒に時間を過ごしている時には、忘れてしまうこと。

そんなことなかなか出来ない、と思われるかも知れませんが、きちんと書き出し整理されたものは、案外忘れることが出来るものです。

ただ、忘れたままだと何も解決しません。

1日の中で、必ず悩みと向き合う時間を取る必要があります。

小さな悩みには出来るだけ時間をかけすに結論を出す。

中の悩みには、1日15分だけ3日ほど考えてみる。

大きな悩みには、30分以上時間を取って、1週間は毎日しっかりと考える。

などのように、自分なりのルールを決めておけば良いでしょう。

悩みに優先順位を付け、考える時間を取ったら、その時間はとにかく集中して悩み抜くことが大切。

悩んで悩んで悩み抜く。

もうこれ以上悩むことが出来なくなるまで、頭が引きちぎれるくらい悩み抜くことです。

中途半端では意味がありません。

決めた時間は、真剣に考えて考えて考え抜くこと。

はっきり言って、これは相当辛い作業になります。

しかし、辛い作業だからこそ、悩み方のスキルを大きくアップさせてくれるものです。

筋肉は鍛えるためには、大きな負荷を掛けなければなりません。

もうこれ以上は力が出ないというところまで負荷をかけた後、最後に絞り出す力が筋力をアップさせてくれます。

悩むスキルをアップさせる方法も全く同じ。

とにかく、徹底的に悩んで悩んで悩み抜くことで、大きな悩みに立ち向かう力が、どんどんアップします。

同じ悩みからいつまで経っても抜け出せないタイプの人は、例外なく、この頭がちぎれるくらい最後の力を振り絞るところまで悩み抜くという作業をやっていません。

一方で、仕事中や人と会っている時など、今悩むべきでは無い時間にまで、頭の中で色々と考え込んでしまいます。

心当たりはありませか?

悩む力を鍛え、立ち向かい、いつもすっきりした状態を保つためには。

まずは、悩みを紙に書き出す。

悩みの大きさごとに優先順位を付ける。

それらを解決するため、自分なりの時間配分のルールを決め、その間は徹底的に悩み抜く。

日々この習慣を繰り返すことにより、心身ともに不安定な状態に陥ることは、かなり少なくなるでしょう。

ぜひ、参考にしてみて下さい。

16.02.23

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