健晃堂

焦りを抑える呼吸法

一週間が始まりました。

膨大な情報が飛び込んで来て猛スピードで世の中が流れていく日々では、毎日付いて行くのに必死という状態に陥りがちです。

このような時にはほとんど人は、姿勢が前のめりになっています。

その結果、呼吸が浅くなり自律神経のバランスが狂い、心身の健康に狂いが生じます。

パニックを引き起こしたり、うつ状態から抜け出せなくなったりする人も少なくありません。

自分が何かに対して焦っている、行動している割には何も進んでいない、などと感じた時には落ち着いて深呼吸してみましょう。

呼吸が心身のバランスを整える事は、多くの人がご存知だと思います。

一方で深呼吸をするようにはしているが、自分には効果が無いといった声もよく聞かれます。

深呼吸で心を落ち着けるのは、簡単なようで意外と難しいですよね。

そんな時は、骨盤の動きを意識してみて下さい。

息を吐く時にはゆっくりと骨盤が前に倒れて行くように。

吸う時には骨盤がゆっくりと後ろに倒れて行くように。

前に倒れていく時には、体の中の空気を外に出し切るために骨盤が閉じていくようなイメージで。

後に倒れていく時には、体の中に空気をいっぱいいっぱい吸い込むために骨盤が大きく開くようにイメージしてみましょう。

骨盤の形や動きはとても複雑です。

ここではあまり難しい事は考えず、あくまで“自分の中でのイメージ”を膨らませるように呼吸してみてください。

気が焦る事が多く前のめりの姿勢が続くと、その姿勢を維持する為に自然と体を支えるために重要な役割を果たす骨盤底筋群という部分に力が入り固まってしまいます。

骨盤底筋群が固まった状態では、いくら深呼吸しているつもりでも、浅い呼吸になってしまいがち。

その為に、呼吸法は効果が無いと感じる人が多いようです。

息を吸う時には骨盤が大きく開く、吐く時には強く閉じるというイメージを浮かべながら深呼吸することで、自然と骨盤底筋群はやわらかさを取り戻します。

すると、姿勢もニュートラルな状態に戻り、焦る気持ちも自然と落ち着いてきます。

世の中の大成功した社長さんや、いつも多くの人から慕われているような人たちは、みんな姿勢も良く、ゆっくりとした動きをしていますね。

ゆったりとした状態を保つ事で、物事に対し冷静な判断を下せるようになり、良い仕事が出来、余裕のある雰囲気に人が集まって来るのでしょう。

いつも焦った空気をまき散らし、せかせかしている人に、豊かに生きている人は少ないのでは?

焦りを感じた時には、骨盤の動きを意識して深呼吸を行い、心身の状態を整えてみて下さい。

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