健晃堂

怒られた時の身の守り方

怒りの感情からの身の守り方について。

自分自身に生じた怒りを鎮める方法だけでなく、誰かから怒られた時の対処法も身に付けておく必要があります。

人は怒られると、萎縮しておとなしくなり、小さくなってしまいがち。

しかし、これがまた怒りの悪循環を呼ぶケースが少なくありません。

シュンとなってしまうと視野が狭くなるため、仕事などではミスが増え、さらに誰かを怒らせてしまうようなケースが多々あります。

それならば、スッキリ気持ちを切り替えたいところですが。。。

残念ながら、人の心と体の仕組みを考えると、気持ちを変えようとするのは相当に難しいもの。

怒りの感情をぶつけられたことが原因で、自律神経のバランスが狂い、体の機能にも乱れが生じている。

こんな状態のままで精神状態だけを整えることは、出来るものではありません。

こんな時、意識すべき大切なポイントは、乱れた体の機能を整えること。

そのために役立つキーワードが、

“一定のリズム”

階段を同じリズムで上り下りする。

一定のリズムで歩き回る、などの動きが効果的です。

なぜ、一定のリズムを意識することが、怒りの感情から身を守ることにつながるのでしょう。

人の精神状態が安定している時、脳内にはセロトニンというホルモンが放出されています。

このセロトニンは、人が一定のリズムでの行動を続ける事によって放出されることが知られています。

一定のリズムの動きを続けることで、自律神経のバランスの乱れも最小限に食い止められ、元に戻るのも早まるでしょう。

小さな子供が何かを恐がったり驚いて激しく泣きだした時に、お母さんが抱っこして、同じリズムでゆらゆら揺れていると泣き止んできますよね。

大人になってからも、人には一定のリズムで乱れを回復する機能は、きちんと備わっています。

やめておいた方が良いのは、心に生じた乱れを精神力で制御しようとすること。

強いマインドを持つ人にとっては、不可能では無いのかも知れません。

それでも、心身の健康バランスに与える悪影響は避けられないでしょう。

誰かに怒られて萎縮してしまいそうな時。

怒らたわけではないが、同じようなショックを与えられた時。

何でも良いので、一定のリズムの動きを意識してみてはいかがでしょう。

効果は意外なほど早く感じられます。

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