健晃堂

やれば出来るのにやらない人

高い能力を持ちながら、なぜかその力を発揮出来ないままの人がいます。

あなたにも、そのような面はありませんか?

やれば出来るのはわかっているのだが、どうしても行動が起こせない。

なぜ、そんなことになってしまうのか?

脳の仕組みの点から、少しお話させていただきます。

仕事や勉強、スポーツ、趣味、日常における様々な活動、これらにおいて“出来る能力”と“継続する能力”は全く異なります。

力があるのに、それを発揮出来ない人とは、継続する能力が欠けている人、と言えるでしょう。

サッカー選手に例えると、そんなに素晴らしいテクニックを持っていたとしても、5分もフィールドを走り回れば、息が上がり足がもつれるようでは、実力を発揮することは出来ません。

こんな選手が能力を発揮出来るようになるためには、基本的な体力作りが必要ですよね。

同じように、様々な分野でやれば出来るのにやらない人は、継続する力を付ける必要があります。

体を鍛えて、体力を付けましょうという意味ではありません。

現代人の多くの人に欠けているのは、“脳のタフさ”

本来持つ実力を発揮するためには、何か一つの行動を続けるための信号を、脳が発信し続ける必要があります。

つまりは、脳の体力を鍛えるというイメージ。

様々な科学技術が発達したおかげで、私たちの生活は、とても便利なものになりました。

ところが、そのおかげで人々の暮らしが良くなったのかと言われれば、そうでは無い事は多くの人が感じているところです。

その理由の一つは、便利な生活に慣れてしまい、みんな脳の基礎体力が衰えてしまったから。

何事も継続する脳の力が衰えてしまったため、何をやっても自分の持つ力を発揮出来ない。

だから、いつまで経っても、何も生み出せないし豊かさを手に入れることが出来ない。

今の状況から脱出しようと、様々なスキルを勉強して身に付けてはみるものの、何事も続かず、いつまで経っても同じことの繰り返し。

これが、脳のタフさが欠けてしまった人が陥るパターンです。

では、そんな状況から脱出するにはどうすれば良いのでしょう?

その方法の一つは、意識的に面倒な雑用を数多くこなすこと。

面倒くさいことに取り組むのは、誰でも嫌なものです。

でも、生きるためには、やらなければならない。

このような状況下で生活している時の人は、自然と脳の体力が鍛えられて、実力を発揮する場面では問題なく力を出せたものです。

現実に、周囲に居る人たちを見渡しても、仕事のできる人ほど日常的に面倒な雑用を多くこなさなければならない機会を多く持っているのではないでしょうか?

便利になればなるほど、脳の体力を鍛える機会が奪われてしまっている、ということを忘れないようにしたいですね。

15.12.18

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