健晃堂

動悸を感じた時の休み方

昨年の今頃、私は一人になると急に激しい動悸に襲われることが多々ありました。

強い心臓のバクバク感。

わしづかみにされるように、胸が締め付けられる。

その後には何とも言えない強い疲労感が残る。

季節の変化による自律神経の働きのバランスの乱れに、強い精神的ストレスが重なりと、動悸が起ることがあります。

私は鍼灸師としては、自律神経の働きの調節を専門に施術を行っていたので、知識としては知ってはいました。

しかし、自分が当事者になってみて、ストレスからくる動悸がこんなに苦しいものだと、その時初めて気付かされることになりました。

精神的に追い詰められた時の動悸を鎮める方法の一つが“姿勢”

強い精神的ストレスから来る動悸を鎮めるための姿勢は、、

体を起こし、壁や背もたれにもたれかかって、脚を前に投げ出して座る姿勢です。

両腕は心臓と同じくらいの高さの位置に置くのがポイント。

この姿勢でゆっくりと呼吸をすると、自然と動悸が治まって来ます。

ベッドなどが無い所では、肘掛付きの椅子に座り、目の前にもう一つ椅子を置き、脚を伸ばして座ってみて下さい。

なぜ、脚を伸ばし、腕を肘かけに置くのか?

それは、体の筋肉の緊張を少しでも緩めるためです。

腕がだらんとしていると、腕の重みを支えるため首から肩の筋肉に力が入ります。

脚も同じ。

前に投げ出すことで、重力による影響を無くし、筋肉の緊張を和らげます。

筋肉の緊張は、交感神経を緊張させます。

交感神経の緊張は、心拍数を上げることになります。

これを防ぐために、腕は肘掛けに置き、脚は体の前にだらんと投げ出すように座って下さい。

完全に寝転がらない方が良いのは、座っている方が自律神経の働きのバランスが保たれるからです。

人の心臓は、自律神経の影響を受けなくても1分間に約100回拍動しています。

ここに交感神経の働きが加わると、1分間に約20回拍動が上がります。

同時に副交感神経によって、1分間に約60回心拍数が下げられます。

このように、元々心臓が持っている自動で拍動する仕組みに、交感神経と副交感神経による影響が加わって、1分間に60回ほどの心拍数に落ち着くのです。

この仕組みに破綻をきたした時に、強い動悸が起ります。

姿勢を整えたら、ゆっくりと息を吐きながら呼吸を整えましょう。

少しづつ、激しい動悸も、胸が締め付けられるような感じも鎮まってくるでしょう。

激しい動悸を引き起こす強い精神的ストレスになるのは“不安”や“恐怖”

人は他の人と接していないと、これらの感情が強くなり過ぎて気が狂うと言われています。

動悸に悩まされるほど強いストレスを感じた時の、一番の対処法はやはり、“人と接する事”

ただし、一緒に居て落ち着く人、楽しい気分になる人と接することが大切。

激しい動悸に襲われる時は、大抵の場合、一人で居る時だと思われます。

深い悩みがあったり、強いストレスを感じている時には、誰とも会いたくないかも知れません。

それでも、不安や恐怖を感じた時ほど、前に出る気持ちが大切。

10月最後の日曜日。

もし今、不安や恐怖、何らかの強いストレスを感じているなら、積極的に人に会いに行くことをおすすめします。

それが、心身ともに健康で豊かに生きるコツの一つです。

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