健晃堂

アイデアを生む読書の方法

読書で得た知識や様々な経験の記憶を
積み重ねることで、ひらめきが起こり、
次から次へとアイデアが湧き出て来る
ようになるというお話をしました。

本ならたくさん読んでいて、
知識量も多い方だと思う。

だけど、

ひらめきは起こらない。

記憶するのは得意だが、
それを創造に結びつけるのは苦手。

その状況を打開するには、
読書をするにしても、
この意識が重要です。

それは、

“一つの事を深堀りする”

学生時代にもよく勉強し、
テストの成績は良かった。

本もたくさん読むし、
色んな分野の知識は豊富。

記憶力も悪くない。

なのに、

何かに気付いたり、
アイデアを生み出すのは苦手。

そんな人の本の読み方は、
色んな分野の本を片っ端から
読み漁ってはいるものの、

何か一つの事を深く追求すると
いうことをやっていないようです。

深堀するというのは
大変なエネルギーを消耗します。

わからない言葉があればすぐに調べる。

理解出来ない話があれば、
わかるまで考える。

そうすると、

また知らない言葉が出て来たり、
更に難しい話になったり・・・

知識は多いが創造力が弱いと
自分自身で感じている人は、
このあたりでそれ以上、
深堀するのをやめて、
他の分野の勉強に走りがちなのでは?

対照的に、

アイデアが次々と湧き来る人は、

まだまだ深堀りしようとするため、
知らない言葉や難しい理論だらけになり、
迷路にはまり込んだように、
頭の中が混乱してしまいます。

この迷路にはまり込んだ状態から
抜け出すために頭を使うことが、
ひらめきを起こしアイデアを生み出す
ためにはとても大切なのです。

イメージとしては、
知らない知識や難しい理論を
頭に取り入れたために、
脳の回路がグチャグチャに
なってしまった。

人の脳はそれを自然と
整理しようとします。

きちんと整理されたあとは、
脳内の神経細胞のつながりも多くなり、
働きも良くなるので、
創造力も上がる。

道路工事のような感じでしょうか?

新しい広い道路が出来る前には、
何かと不便や混乱が生じますよね。

だけど一度完成してしまえば、
今まで遠かった所へ、
短時間で行けるようになったり、
道路の周辺に新しい
大型のお店が出来たりと、
環境は一転して便利になります。

色んな分野を浅く勉強するのは、
あまり頭を使わないので、
本を読んでいても楽しいのです。

しかし、

深堀りしようとすると、
今まで楽しかったことが、
急に苦痛を感じるようになります。

ひらめきが起こり、
アイデアが湧き出て来るようになるには、
この苦痛を乗り越えることが大切。

筋トレと同じで、
鍛えようと思えば、
負荷を掛けなければなりません。

トレーニングには、
必ず苦痛が伴うでしょう。

あらゆる分野の本を読み、
一見すごく勉強家のようだが、
それを活かせていない人は、

“楽な読書”

ばかりをやってしまっているから。

一度でも何か一つの事を
しっかりと深堀りしてみると、

そこから得た知識や理論は、
全く違う分野にも
応用出来る事に気付きます。

そうすると、

気付く力も上がり発想力も豊かになり、

“富”が引き寄せられるでしょう。

何か一つの事を、
しっかりと深堀りしてみる。

この意識を持って、
今週を過ごしてみてはいかがでしょう?

一つの事を深堀りしようとはしてみるが、

どうしても続かない。

必ず途中で挫折してしまう。

そうなんですよね。

簡単そうで本当に難しい。。。

挫折しないために意識することは?

次回お話します。

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