健晃堂

間の悪さから抜け出すコツ

何をやってもタイミングが合わない。

人と会っていても、どうも話が噛み合わない。

物事が思うように進まない。

などのように、間の悪い状態は誰にでも訪れます。

時間や空間などの全てを自分のコントロール下に置くことは、たとえアメリカ大統領になったとしても不可能です。

悪い間には、誰でも遭遇するもの。

しかし、そんな時に周囲から影響を受けてしまい「間の悪い人」になってしまうか。

素早く抜け出して「間の良い人」に戻れるかどうかは自分の心掛けと行動次第。

では、間の悪さを感じた時に、そこから抜け出すには何が一番効果的なのでしょうか?

それは、やはり“深呼吸”です。

気持ちを落ち着かせる、怒りを鎮める、イライラを解消する、などの話になると必ず出てくるのが“呼吸の話”

なぜなら、呼吸とは自律神経の働きのバランスを自分の意思でコントロール出来る、唯一の方法だからです。

「間が悪いな」と感じた時には、とにかく呼吸に意識を向けて下さい。

息を大きく吸って、大きく吐く。

ただそれだけです。

ゆっくりと深呼吸をすれば、間の悪さから影響を受けて、自分自身の心身の乱れを防ぐことが出来ます。

時間や空間など自分の周囲を取り巻く環境は、常に変化し続けているもの。

悪い時ばかりではありません。

必ず「間の良い状態」も同じように訪れます。

ですが、せっかく良い間になったとしても、自分自身が乱れていてはそれを活かすことが出来なくなります。

なので、間が悪い時には自分自身の乱れを最小限に防いでおくことが大切。

そして、間の悪さから抜け出すために行う深呼吸には、重要なポイントがあります。

ここを抑えておかなければ、逆に間の悪さを助長することになってしまいかねません。

そのポイントとは、

“やりやすいようにやる”ということ。

腹式呼吸と胸式呼吸、口呼吸と鼻呼吸、姿勢や呼吸時間など、一切何も考えずに、ただ自分のやりやすいようにやることがとても重要。

呼吸法についても様々な方法が提唱されていて、そのどれもが効果が高く素晴らしいものばかりです。

ところが、正しい呼吸法という思考に囚われてしまうと、上手く出来なかった場合それが原因で、さらに自律神経の働きが乱れてしまいます。

どんな呼吸法が正しいのかは、その時々の状況に応じて、常に変化するもの。

いつでも同じわけではありません。

何も考えなくても、ただ呼吸に意識を向けさえすれば、その時に最も正しい方法を選択するように人の体は上手く設計されています。

自分が一番やりやすいように深呼吸する。

間の悪さから抜け出すためには、これが最も効果的。

季節の変わり目には、何かと間の悪い状況に遭遇する機会が増えるものです。

そんな時に、ぜひ思い出して活用してみて下さい。

16-11-10

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