健晃堂

休日の行動は大きく変えない

週末の過ごし方が人生の質を決める。

などの話、誰でも一度や二度は聞いたことがあると思います。

ダラダラ寝ているのは時間の浪費。

有効に時間を活用してこそ、思い通りの暮らしが手に入る。

間違ってはいないですよね。

努力した人だけが、余裕のある豊かな暮らしを手に入れることが出来るのはいつの時代も同じ。

しかし。。。

だからと言って、休日の過ごし方を急激に変化させるのは決しておすすめしません。

なぜなら、人には急激な変化を嫌い安定を保とうとする恒常性維持機能という仕組みがあるから。

行動パターンを大きく変えると、自律神経の働きのバランスが乱れます。

大抵のケースで、人を活動的にさせる交感神経に働きが偏るようになります。

精神的にも身体的にも活動的なままで、ずっと過ごせるなら何も問題はないでしょう。

ですが、残念ながらそうはいきません。

ホメオスタシスと呼ばれる恒常性維持機能が働くため、頑張れば頑張るほど必ずリバウンドが起こります。

毎年のように、今年こそは行動パターンを変えようと意気込んでみてはみるものの。

年も終わりに近付くと、結局何も大きな変化は得られていない。

などの経験がある人も多いはず。

ある日突然一念発起して何かを始めると、その後で必ず、心身の疲労を回復させるための強大な力が働きます。

動きたくても動けない。

全く何もやる気が起こらない。

そんな状態のまま時間だけが過ぎてしまい、気が付けば行動を変化させる前よりも余裕が無くなってしまっている。。。

このパターンを避けるためには、休日の行動パターンも、あまり大きく変え過ぎないことが大切です。

若い頃なら行動パターンや生活環境を激変させることで、一気に余裕のある豊かな暮らしが手に入るかも知れません。

ところが、女性は30才、男性は40才を過ぎた頃から、自律神経の働きのバランスは急に乱れやすくなるといわれています。

これは、大きな行動の変化は年齢と共に、時間的にも精神的にも余裕を失わせることを意味しています。

リバウンドが起きない程度の小さな行動を積み上げていく。

そうしていけば、時間に余裕を持ちながらも一年後には大きな成長が感じられると思います。

今年初めの三連休の初日に、参考にしていただけると幸いです。

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