人の輪の中にいると、自分の存在価値を見失うことがあります。
大勢の人に囲まれているはずなのに、何故か孤独感を感じる。
自分を必要としている人は誰も居ない。
淋しさから積極的に人に声を掛けてみるものの、なかなか相手にしてもらえない。
ますます深い孤独に嵌っていく……
そんな時には、
・やたらと動き回らないこと。
・目の前の仕事に全力を出し尽くすこと。
・一人でも話し相手が居れば、その人との関係を徹底的に大切にすること。
自分の足で立てる場所を見つけて、しっかりと立ってみる。
と、表現すれば良いのでしょうか。
立ち位置を見つけて、そこにしっかりと立つことで初めて、人は一人の人間として確立されるのです。
大勢の人の輪の中で生きていると、自分の立ち位置がどこだったのか、見失ってしまいがちです。
孤独から抜け出すため、人に親切にして仲間を増やそうとしても、足元がフワフワした状態では、なかなか難しいもの。
自分を見失い、何者なのかよくわからない人に、頼ることなどありますか?
そんな人に、
「あなたの為に、何か役に立ちたい」
などの態度で近寄って来られても、困るだけですよね。
なので、同じような行動はしないこと。
淋しいからと動き回る、やたらと人に話しかける。
こんな行動は怪しまれるだけです。
生きている限り誰にでも、今やるべきことがあるはずです。
どんな小さなことでも、やるからには全力を尽くしていれば、必ずそれを見ている人が居ます。
そして、誰かから頼られるようになります。
もし仮に、誰かがあなたに興味を持ち近寄って来たとしても。
あなたが、やるべきことを適当にこなしているだけの人だったら、魅力を感じてもらえないでしょう。
すぐに去って行かれてしまいます。
しかし、どんな小さなことにでも一生懸命取り組んでいれば。
あなたの姿に魅力を感じてくれる人、あなたの話をもっと聞きたいと言ってくれる人が、必ず現れます。
困っている人が居れば、助けてあげることも出来るようになるでしょう。
そうなれば、孤独からは自然と抜け出せます。
みんなでべったり、同じ船に乗っているように行動していたら。
争いの種も生じますし、その争いを解決出来る人もいないでしょう。
いつか、全員が自分の立ち位置を見失い、みんな沈んでいくことになります。
しかし、人の輪から出て、しっかりと自分の立ち位置を固めている人は、沈みそうな船を助けることも出来るかも知れません。
人は決して一人では生きていけません。
だからといって、いつも群れてばかりいると、自分の存在意義を確認出来る立ち位置を見失ってしまいます。
自分の存在意義を見失い、孤独感から抜け出せなくなった時には。
ますは自分の足元をしっかりと固めることが大切。
今、近くに居てくれる人。
今、やるべき仕事。
ここに全力で接してみては。
気が付けば、いつの間にかまた周囲に人が集まって来て、孤独感は解消されるでしょう。