健晃堂

心が最適化されるとどうなる

パソコンやスマホは時々、最適化させる必要がありますよね。

様々なデータを詰め込み過ぎると、起動が遅くなったり、フリーズすることが多くなります。

人の心も同じこと。

今まで生きて来た経験・記憶が、意識はしてなくとも、心のデータベースに蓄積されていきます。

子どもの頃は、悩み過ぎて何日も動けなくなることは少ないでしょう。

社会人になってからも、経験も知識も少ない若い頃の方が、仕事でも人間関係でも迷うことなく突き進めたのではないでしょうか。

まだ新しいパソコンのハードディスクのように、脳が新しく、何でもインストール出来て処理能力も早かったからですね。

ところが、経験や知識が増えると、ハードディスクの容量がいっぱいになり使い辛くなったパソコンのように、人もフリーズしやすくなります。

だから、時々、心の最適化が必要。

心を最適化するのは、目前のやるべきことに全力で取り組んでみること。

全力で取り組むとは、ありったけの知識やエネルギー、持てる力の全てを出し切ってみること。

やってみると感じます。

年齢を重ねれば重ねるほど、知っていることや出来る事があまりにも多くなり過ぎて、出し切れなくなっていることに。

色んなことを知り過ぎ、何でも出来るようになればなるほど、同時に、すぐに固まりやすくもなるんですね。

肉体も精神もエネルギーを消費しなくなるから、溜め込まれた余力が心の重さとなり、人は動けなくなってしまうのです。

ありったけの力を振り絞り、エネルギーを消費し切ってしまえば、心と体の疲労の回復過程で、今の自分に必要なものがきれいに整理されます。

いつも全力を出し切って生きた方が、心身ともに常に最適化された状態が保たれるのです。

パソコンやスマホには、知らない機能がたくさんありますよね。

長年使っている機種に、こんな便利な機能があったなんて、と驚いた経験はありませんか?

人の心にも、自分自身はまだ知らない機能がいくつもあるものです。

ただし、気持ちが澱み行動も固まってしまった状態のままでは、今まで知らなかった便利な機能も知ることが出来ません。

最適化された時に、また新たな自分の持っている力に気付くことが出来るでしょう。

参考にしていただけると幸いです。

15.11.04

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