健晃堂

学びを活かせる人・活かせない人

自分が目的を設定し、それを実現するために大切な要素の一つ。

それは、情報に対する感度を高めておくこと。

同じ環境で過ごし、同じ光景を見たり、同じ話を聞いていても、そこから何を得てどのように活かすかは、人によって大きく異なります。

全く同じ情報に接しているのに、何故かそれらを活かせる人と活かせない人に、分かれてしまいます。

これは、情報に対する感度がもたらす違い。

例えば、セミナーに有料で参加したとしましょう。

ここで、払った参加費の分は、何としてでも回収しようという気持ちがあるか無いかで、そのセミナーの価値は大きく変わります。

読書などでも同じ。

多くの人は、セミナーに参加したり本を読めば、勉強になる、知識が身に付くと勘違いしています。

はっきり言って、ただ勉強会に参加したり読書しているだけでは、人は何も成長しません。

もちろん、目的の達成にも一歩も近付けないでしょう。

私も誰かをセミナーや講演会に誘って一緒に参加することがあります。

その際には、必ず、この回収しようという気持ちを持つことを一緒にお伝えします。

回収するための金額設定も、明確にしてもらいます。

2時間で、参加費3000円のセミナーなら、そこで学んだ知識で3000円稼げれば良い訳ではありません。

1ヶ月の自分の稼ぎを労働時間で割って時給を出してもらいます。

もし、時給1500円で働いているならば、1500円×2時間で、3000円の価値をセミナーを受けるために使っている訳ですから、これも回収しなければなりません。

さらに、会場までの交通費が往復で1000円掛かるなら、これらもプラスします。

この場合は、7000円以上を回収出来て、やっとセミナーに参加したことに意味が出て来ます。

それが出来なかった場合は、無駄遣いをしてしまったと、深く反省しなければならないでしょう。

私もいくつかのビジネス塾、社会人のための学校のようなところに所属していましたが、このマインドを持たない人は、何年経っても全く成長していないように感じます。

収入も、行動パターンも、交わす会話も、数年前と全く変わっていない。

それどころか収入などは、下がっている人の方が多いのではないでしょうか?

あまりお金の話をし過ぎるのも、周囲の人から顰蹙を買うので、適度にしておいた方が良いでしょう。

だからと言って、お金を回収する気持ちを持たないのは、お話して下さる講師の方に対して、大変な失礼に当たります。

私も昨年から自分で講師をするようになり、これを痛感させれました。

講師にとって、話を聞いたけど何も変わらなかったと言われるほど嫌なことはありません。

反対に、何でも良いので自分が立てた目標を達成出来たという声を聞くほど、嬉しいことはありません。

ゴールデンウィーク中も遊びに行かず、自分を磨くためにセミナーに行ったり、読書をして過ごすなら。

この回収マインドを、忘れないようにしましょう。

そうすることで情報感度が格段に上がり、有意義な時間になることは間違いありません。

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