健晃堂

気を付けるべき感情とは

今までを振り返って、感情的に行動した結果、得をしたことなど無いでしょう。

こういう話になると、怒りや悲しみなどから行動してしまい後悔した経験ばかりが思い出されるものです。

誰にでも、一つや二つは後悔していることがあるのではないでしょうか?

数々の経験を重ね、いかなる場面でも感情的になってはいけない、キレたら終わり、ということを人は学習して行きます。

そうして角が取れて、成熟した大人になっていくわけですが多くの人は、ただ丸くなるだけで大きな成功を手にすることが出来ません。

いつも穏やかで、どんな時でも落ち着いていて、決して怒ることは無く笑顔を絶やさないのに何故か貧しい人。

周囲を見渡せば、そんな人がたくさん居るのでは?

もしくは、自分自身もそんなタイプになってしまっていたり……

何故なのでしょう?

理由は、

やはり、そんな人は感情的に行動する習慣から抜け出せていないのです。

それは違う!!

どんな場面でも決して怒らないし、悲しみに打ちのめされることも無い。

いつも冷静に考えて、理性的に行動しているのは間違いない!!

そんな声が聞こえて来そうですね。

それでも、もう一度繰り返して言います。

間違いなく、そんな人は感情的に行動する習慣から抜け出せていないのです!!

どういうことなのでしょう?

確かに、怒りや悲しみなどといった、負の感情に対しては、多くの人は年を重ねるごとに対処法を身に付けていきます。

若いころは怒りっぽかった人でも、大人になるにつれ丸くなるものです。

一見すると、感情的な行動を抑制する力を身に付けているようです。

ですが、これはあくまで、怒りや悲しみなどのマイナスの感情に対してだけ。

では、

“喜び”といったプラスの感情に対してはどうでしょう?

貧しさから抜け出せない人は、喜びの感情に遭遇した時に理性を失います。

商売をしているなら、思いもよらない大きな収入があった時などに、ただのラッキーで片付けてしまいます。

本当は、ただのラッキーなど存在しません。

良い結果を生み出せたのは、感情を無視して深く考えてみれば、必ず何か理由があるはずです。

富を手に入れる人は、このような時でも必要以上に感情的になりません。

思慮深く考えて、良い結果を再現するために、しっかりと手順を踏んで行動します。

一方、ほとんどの人は喜びの感情に流されて、今までのリズムを崩したり、お金を浪費してしまったり、生活を乱してしまいます。

そして、その小さな乱れが徐々に大きくなり、結果的に大きなものを失ってしまいます。

こういった場面で理性的を失うか失わないかで、将来が大きく変わって来るのです。

東洋医学には、“喜び過ぎれば気が緩む”

という考え方があります。

喜びの感情も、度が過ぎれば気が緩み、身体的にも精神的にも全てのバランスが狂ってしまいます。

喜び過ぎも病気になる大きな原因の一つであるという教えです。

マイナス感情への対処の方法は、多くの人が学び身に付けていることでしょう。

自己啓発のセミナーや、数々の種類の個人セッションなども、マイナス感情に流されないことを目的にしたものがほとんどです。

しかし、むしろ気を付けるべきは、プラスの感情に流され過ぎてしまわないこと。

日本にも「勝って兜の緒を締めよ」という諺がある通り、喜びの感情に流され行動してしまうことで、人は成功から遠ざかっていくようです。

キレたら終わり、というのは怒りや悲しみに遭遇した時だけではありません。

喜びの感情に包まれた時も、流されてしまったら同様に“そこで終わり”なのです。

「この世は、考える者にとっては喜劇であり、感じるものにとっては悲劇である」

イギリスの初代首相、ウォルポールの言葉。

マイナス感情だけでは無く、プラスの感情に包まれた時にも、同様に忘れないようにしたいものです。

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