健晃堂

心身の不安定を乗り越えるには?

春先から頑張って来たけど、
なかなか思うようにいかず、
最近は気分も落ち込み気味。

精神状態も身体的な健康も
安定して過ごしたいけど、
次から次へと何かが起こり、
なかなかそうはいかない。

梅雨の季節になると、
体をゆっくり休ませようとする
副交感神経の働きが優位になります。

なので自然と同化して、
ゆっくりとした気持ちで過ごすのが一番。

そう言われても、
現実にはそんな訳にはいかないのでは?

ゆっくりした気持ちで過ごしたところで、
心にも体にもダメージを与える
出来事は何か起きるもの!!

そんな時には、

“あきらめる”

・・・という感じでしょうか?

あきらめろと言われたって、
そんな訳にはいかないことだってある。

出来るなら苦労はしない。

そうですよね。

これだけでは答えにならないので、
少し説明いたします。

まず、何か不測の事態が起きた時や
今まで頑張って来たことが
上手くいかなかった時に、
そのことをいつまでも気にしていると、
交感神経の働きばかりが高くなり、
自然と呼吸は浅くなり、
心臓にも大きな負担をかけてしまいます。

あきらめるというのは、
ギブアップすることではありません。

仕事や勉強などで壁に当たっているなら、
集中力を削ぐような遊びや付き合いを
することをあきらめる。

予期せぬトラブルに見舞われた時は、
起こってしまったことを客観視し、
気にすることをあきらめる。

ここで、

昨日お伝えした日記が
とても役に立ちます。

今の悩みや遭遇したトラブルを
書き出すことで、

それらに対する解決方法が
自然と見えてきます。

怪我をしてしまったなら、
落ち込んだる悔やむ時間をあきらめ、
治療に専念する、

もしくは、

怪我をした状態でも出来る事を探す。

といった感じでしょうか。

そうして起こってしまったことや、
今の自分に必要が無いことを
あきらめることによって、

交感神経の過剰な興奮は治まり、
心身ともに安定した状態を
保つことが出来るでしょう。

言いたいことはわかるけど・・・

それは何も起きてない時だから
言えること。。。

いざ大きなストレスとなるような
出来事に遭遇したり、

どうしても突破口が見つからない
悩みを抱えてしまってる人にとっては、

単なる精神論に過ぎない。

理屈はわかるけど、
そんな理屈通りにはいかないのが現実!!

その通りですね。

梅雨の時期だからどうとか関係なく、
いざそういう立場に置かれたら、
いくら理解していたところで、
多くのケースでは役に立ちません。

ならば、どうするか?

ここでとっておきの言葉があります。

一瞬で、あきらめるべきことを
あきらめられる言葉。

それは、

“これで良かった”

どんなに大きな悩みに
ぶつかっている時でも、
大きな出来事に遭遇した時でも、

「これで良かった」

こう口に出してみる。

大切なのは、
本当に口に出して言うこと。

思うようにするだけでは、
あまりパワーを持ちません。

大事なのでもう一度書きます。

「これで良かった」

と声に出して言うことが大切です。

人間の心と体は
神経系、免疫系、内分泌系の
3つの系統で支配されています。

免疫系の細胞には、
自分自身が作り出したサイトカインと
呼ばれる物質を外部に放出し、
その物質が自身に作用して、
本来持っている力を発揮させる、
オートクライン効果
と呼ばれる仕組みがあります。

同じようなことが脳などの
神経系にも起こります。

つまり、

口から発した言葉が自分の大脳に作用し、
本来持っている力を発揮するようになる。

「これで良かった」

という言葉を発することで、

なぜ、これで良かったのか?

その理由を、

脳が勝手に探しはじめ、
自分にとって都合の悪いことは

“あきらめるしかない”

という状態に
強制的に持っていくことになります。

これで、

自然と同化してゆっくりと、
心身ともに安定した状態で過ごすために
都合の悪い出来事や悩みは、
あきらめることが出来るでしょう。

あきらめるということは
ストレスなく生きるために
不必要な思考に対する執着を
手放すということ。

執着を手放せば、
それ以上の素晴らしい思考や体験を
手にすることが出来ます。

どうしても解放されない悩みや、
思いもよらなかった悪い出来事に
遭遇した時には実践してみて下さい。

その瞬間に、

気分も大きく変わり、
呼吸も深くなり
落ち着いた状態になれると思います。

気分が沈む、イライラすることが多い、
どうしても悩みから解放されない。

そんな時に、

ついやってしまいがちなこの行動。

ある行動を取ることで、

人はさらに精神的にしばりつけられ、
大きなストレスを感じながら
生きていくことになります。

やってしまいがちだが、

絶対にやってはいけない行動とは?

次回にお話します。

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