健晃堂

胃の痛みを減らすコツ

今日の午前中の大阪は快晴で、
とても気持ちの良い時間を過ごすことが出来ました。

前向きで活動的な気分になりやすい一方で、
今日のような寒くて天気の良い日には
胃の痛みを感じる人が少なくありません。

胃がキリキリして痛いと話すのは、
忙し過ぎて休む暇もない!
悩みが深く心理的な重圧に潰れそう!
このような人に多いようです。

胃の痛みを起こす原因は多い順から
1、精神的ストレス
2、過労
3、痛み止めの薬などの使い過ぎ
4、細菌感染
と言われていて、全ての原因に共通するのは、
自律神経の働きが交感神経に偏り過ぎている状態です。

車に例えるとアクセルを踏みっぱなしで
エンジンに負荷を掛けすぎている状態と言えるでしょう。

寒くて天気の良い日は交感神経の働きが高まるので、
勉強や仕事に集中するには最適な日である一方、
胃のキリキリするような痛みを悪化させやすい日でもあります。

胃の痛みを解消する為に大切なことは、
とにかく体を温め、気持ちをゆっくりと鎮めること。

そんなことか!と思われるかも知れませんが、
もし胃の痛みを感じているとしたら実際にやってみて下さい。

意外に落ち着いた気持ちにはなれないと思います。

仕事に取り組むための集中力を高めたり、
ポジティブな気持ちを維持するには訓練が必要という事は、
多くの人が感じているところでしょう。

しかし、心も体も休ませてしっかりと回復させるためにも
訓練が必要とは多くの人は考えていないようです。

休む時にはただ何も考えずにボーッとしていればいい。
だから訓練なんていらない。

そのように思われるかも知れません。

そうだと良いのですが、
胃痛を起こすほどストレスを抱え込んでしまう人には、
このボーッと過ごすというのが出来ない人が多いのです。

人間の体は神経系、免疫系、内分泌系などの系統で
コントロールされています。

強い精神的ストレスや極度の過労は
神経系に負荷を掛け過ぎてしまいその結果、
免疫系の中の顆粒球という細胞の働きが
必要以上に活発になり過ぎます。

この顆粒球は普段は外部から侵入した細菌などを退治してくれる
人体を守る兵隊のような存在とイメージして下さい。

ほどほどに働いてくれるのには頼もしい存在なのですが、
兵隊が過剰に増え強くなり過ぎると、
力を持て余して暴れまわるようになり
自分自身の体を攻撃し始めます。

このように想像してもらえればわかりやすいでしょうか?

これがキリキリとした胃の痛みを引き起こす原因です。

体はゆっくりと休んでいるつもりでも、
頭の中であれもこれもと考えていたのでは、
神経系は休まっていません。

なので体の中の兵隊は相変わらず暴れまわっています。

心身をゆっくりと休めるコツは、

お風呂や温泉で体をゆっくりと温めることが一番です。

そしてこれが大切なポイント!

体を温めている時には、
血管が広がり全身に血液が行き渡っていくところを
イメージしながら感じてみましょう。

心と体を休める訓練というのは
何も考えずにボーッとするという事ではありません。

体中に血液が行き渡り疲労物質が洗い流される。
緊張していた体中の筋肉がゆっくりと柔らかく緩んでくる。

このような自分の体に起きる変化を
しっかりとイメージし感じられるようになる練習が
ダメージを受けた心と体を効果的に回復させる技術の訓練です。

そして胃を攻撃している体の中の兵隊が
引き上げていくところをイメージしてみましょう。

少しづつ胃の痛みも治まって来ると思われます。

この週末を休養日として過ごすのであれば、
自分の身体の回復をしっかりとイメージしながら
過ごす事をおススメします。

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