東洋医学では七情と呼ばれる7種類の感情(怒、喜、思、憂、悲、恐、驚)が示されています。
この七情は人が生きていくために必要不可欠なものですが、強くなり過ぎると病気の原因になります。
この7種類の感情のうち、「怒」、「思」、「憂」、「悲」、「恐」、「驚」の6つは不快なもので、病気の原因となるのも何となくイメージできるでしょう。
7つのうちで1つだけ、「喜」だけが快適な感情です。喜び過ぎると病気になるとはどういうことなのでしょう?
これは、喜びの度合いがアップし過ぎると、歯止めが利かなくなるからです。
過度の飲酒や喫煙、美食による食生活の乱れなどの快楽追求です。
この快楽追求は「心の臓」のトラブルにつながり、心臓や血管系の疾患と同時に精神疾患を招くことになるのです。
嬉しい時にもあまり喜びすぎると、集中力が無くなったり、眠れなくなったりすることはよくありますよね!
気が緩んでいる状態です。
このような状態が長く続くと、心身ともに疲労し病気に繋がります。
こころとからだの健康のために「喜」の感情を持ち続ける事はとても大切な事ですが、この感情が度を越して、快楽追求に走らないように注意しましょう。
ストレス解消法を楽しむ場合も、ほどほどが良いようです。