健晃堂

歩き方一つで一日が変わる

仕事が出来る人は歩き方にも余裕がある。

美しい人は美しく歩く。

これは本当の話。

人の心と体は密接につながっているもの。

その日の調子は、見事に歩き方に表れるものです。

下を向いて、背中を丸めて歩いていると、気道が狭くなります。

すると、呼吸が浅くなり血流も滞るため、エネルギーが全身に行き渡らなくなります。

脳のエネルギーも不足するため余裕が無くなり、思考力や集中力の低下を招き、気分も沈んだままの一日になってしまうでしょう。

このままの状態で、自己啓発法を用いて気分を向上させようとしても、大抵は上手く行きません。

一時的に気分が高揚しても、すぐに元に戻ってしまいます。

なので心身ともに充実した状態で一日を過ごすためには、歩き方を意識することが大切。

理想の歩き方は、背筋を伸ばし、肩の力を抜き、頭の中心が真っ直ぐ空に伸びているような感覚で、目線を上げて歩くこと。

ピンと姿勢を伸ばし無駄な体の力を抜くと、美しく品のある歩き方になり、心にも少々のことでは動じない余裕が生まれて来るでしょう。

歩き方を良い状態に変えると、心も良い状態に変化する。

単純な話ですが、誰でも実感した経験はあると思われます。

しかし、単純なことほど続けるのが難しいのもまた事実。

「背筋を伸ばせ」

「姿勢を正せ」

などと、誰しも子どもの頃から注意されながら育って来たはず。

大人になると様々な習慣が身に付き、考え事も増えてしまうため、少し気を抜くとすぐに姿勢も歪んでしまいます。

そんな時には意識するポイントは“踵”

踵(かかと)のイメージを浮かべてみること。

試しに、右の踵を床に20~30回ほど打ち付けてみて下さい。

その状態で立ってみると、右脚の方が楽に体を支えられるような気がすると思います。

次に左の踵も同じように床に打ち付けてみましょう。

こうすると立ち方が楽になるので、自然と背筋が伸び、歩き方も美しくなります。

踵は全体重を支えている重要な場所。

歩くために重要な働きをする踵をイメージすることは、歩く姿勢に大きな影響を与えます。

時々、踵を床にコンコンと打ち付けるだけで、ずいぶんと歩き方も良く変化します。

調子良く一日を過ごすためのコツの一つとして、ぜひ活用してみて下さい。

16-11-21

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