健晃堂

夢や目標は一つでは叶わない

頭の中を整理しようとして、やってしまいがちなのが、

“夢や目標を一つだけに絞ること”

確かに何かを成し遂げるためには、一点集中することが大切です。

しかし、一つだけしか夢や目標を持たないと、逆に無駄な思考が頭の中に散らかってしまいます。

例えば、セラピストとして独立したとします。

集客目標を立てたとしても、他に夢が何も無いとしたら。

一つの目標すら達成できない可能性は、極めて高いと言えるでしょう。

理由は、目標がたった一つしか無ければ、達成するためにやるべきことが次から次へとあり過ぎて、逆に一点集中出来なくなってしまうため。

あれもこれもと、頭の中に余計な情報が散乱し過ぎて、何から手を付けて良いのかわからなくなります。

そんな時の人は、限られた思考回路しか使わないようになります。

そのため、何か問題に直面すれば、すぐにお手上げ状態。

行動も止まり、一つの目標を達成することだけを考えているにもかかわらず、結局は何も成し得ないまま時間だけが過ぎてしまいます。

一方、いくつかの目標があれば、どうなるでしょう。

大袈裟なものでなくてもかまいません。

一日に一冊は必ず本を読む。

一月後、旅行に行く。

一週間に一回は大切な人と、ゆっくりと会う時間を作る。

など。

小さな目標を同時にいくつか掲げることによって、無駄な思考は自然と削ぎ落とされるようになります。

目標とする集客数を達成するために、時間をどのように有効に使うべきか?

そのように考え始めた時に、最も重要なやるべきことが浮かび上がります。

一点集中が威力を発揮するようになるのはそれから。

夢や目標は、同時に複数持つことによって、達成するための重要ポイントがわかりやすくなるもの。

つまり、多い方が無駄な思考が少なくなるということ。

一つだけでは情報過多になり過ぎて、逆に一点集中出来なくなるのです。

仕事での目標を立てたなら。

必ず同時に、自分の楽しみや新たな学び、大切な人と一緒に過ごすための目標を必ず一緒に立てる。

そして、それらを達成するためにはどうしたら良いかと、頭を回転させる。

そうすることで、思考の偏りが防げ、バランスが整い、物事が上手く回り始めるでしょう。

一点集中しているはずなのに、なぜか何も成し遂げられない。

そう感じた時に、無駄な思考を整理するコツの一つとして、参考にしてみて下さい。

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