知らず知らずのうちに様々なストレスを受けていると、動悸が起こることがあります。
突然、心臓がドキドキする。
息ができないほど苦しくはなくても、動悸が続くと疲れますよね。
こんな時、不快な動悸の症状を簡単に鎮める方法があります。
“両目を閉じて、まぶたの上から軽く眼球を圧迫します”
ゆっくりと優しく、静かに押さえてみましょう。
何となく気持ちも落ち着き、動悸が鎮まって来るのがわかると思います。
なぜ眼球を押さえると動悸が鎮まるのかについて、簡単に説明させていただきます。
まずは、動悸が起こる理由。
人はストレスを受け続けていると、自律神経の働きのバランスが乱れ始めます。
ストレスの原因とは、精神的なものから気候の変化による影響など様々。
この時、自律神経は交感神経が優位になり、血管が収縮し血流が悪くなります。
なので、心臓が頑張って拍動が激しくなります。
これが動悸です。
では、まぶたを押さえると静まる理由は?
眼球を圧迫することで、裏側にある神経が刺激されます。
その神経とは脳神経の一種、迷走神経という臓器を支配している神経。
迷走神経は交感神経の反対の作用を持つ副交感神経で、血管を広げ心拍数を減少させます。
専門用語では、「アシュネル反射」(眼球心臓反射)と呼ばれる現象が起きるのです。
この反射を起こさせることで、動悸が解消されるというわけです。
仕事が毎日忙しく、ゆっくり休めない。
考え事が多過ぎて、いつも気持ちが疲れている。
そこに、気候の変化などによる環境ストレスが加わる。
こんな季節には、ストレスから来る動悸が激しくなってしまいがち。
心臓がドキドキし始めたら、優しくまぶたを押さえてみて下さい。
いつでもどこでも簡単に出来る方法です。
ぜひ、参考にしてみて下さい。