話し下手なので、人付き合いが苦手。
もっと言いたいことを上手く伝えられるようになれば、人と会うのも楽しくなりそうなのに。。。
そんな声もよく聞きます。
自分の頭の中ではきちんとまとまっている話でも、人と接するとなぜか上手く伝えられない。
こんな時の人は、口先だけを使って話している傾向があります。
鼻腔に呼吸が通っていないと、どうしても頭の回転が悪くなり、言いたいことが上手く伝えられなくなってしまいます。
そんなこと、話下手と何の関係があるの?
と思われるかも知れませんが、まずは理屈より身体で感じてもらった方が良いでしょう。
話し上手になるための方法を紹介します。
このワークは、みぞおちの辺りに力が入ることなく、楽な状態で行って下さい。
・まず、両目の下辺りに人差し指・中指・薬指を添えて、その部分が振動するようにイメージして「ア~」と声を出します。
・目の下に振動が伝わるのを感じたら、その振動が周りの空間にも広がっていくのをイメージしてみましょう。
・次に、両目の上に3本の指を置き、同じようにその部分が振動するように声を出します。
・振動の広がりがイメージ出来たら、次はこめかみに指を置き同じように声を出し振動を感じます。
・その次は後頭部に指を置き、同じように行います。
・4ヵ所全て終わったら、最後に4ヵ所を全て同時に振動させるように声を響かせて、振動が自分の周り360度全方向に広がっていくようイメージします。
やってみて、自分の身体の状態を観察してみて下さい。
鼻の通りが良くなり、目がスッキリしたのではないでしょか。
頭が軽くなって、背筋が伸びたように感じると思います。
これは鼻腔を響かせて声を出すことで、上手く話が出来るようになると感じてもらうためのエクササイズ。
鼻腔の奥には「蝶形骨」という脳を乗せている骨があります。
呼吸が鼻腔に通るようになると、脳を乗せている蝶形骨の動きがバランス良く、スムーズになります。
その結果、脳の活動が高まり“頭が覚醒した状態”になるので、きちんと話が出来るようになるのです。
上の方法で4ヵ所同時に振動させるイメージを覚えておき、その感覚を人と話をする時に応用してみましょう。
頭がクリアになり、楽しい気分で筋道の通った話が出来るようになります。
話せば話すほど身体は楽になり、その心地良さは相手にも伝わるので、楽しい気分で過ごすことが出来るでしょう。
言いたいことが上手く伝えられない。
何となく、今日は話の切れが悪い。
そう感じた時には、口先だけで話をしていないかどうか、自分の身体を観察してみてはいかがでしょう。
鼻腔に呼吸を通し、鼻から声を出す。
それだけで、ずいぶんと話し下手は解消され、人付き合いのストレスが軽減されます。
ぜひ参考にしてみて下さい。