健晃堂

見つめる鍋は煮えない

様々な悩みや問題を抱えてしまった時。

それらを解決するために、つい行動が空回りしてしまうことはありませんか?

もちろん、行動は大切です。

それでも行き詰まってしまった時には、頭の中からその悩みや問題を追い出してみるのも一つの手。

悩み過ぎてなかなか寝付けなかったにもかかわらず、朝起きてみるとなぜか気分がスッキリしていた。

そのような経験、今までにあると思います。

考えることが多過ぎては、思考がいつもバラバラになってしまいます。

バラバラになった思考をあれこれと触ってばかりでは、いつまで経ってもまとまらないまま。

ならば、しばらく放置してみる。

放っておくうちに、余分な思考が削ぎ落とされて、必要なものだけが集結します。

悩みや問題が集まり結晶になると、それを取り除けば良いだけ。

そのようなイメージでしょうか。

「見つめる鍋は煮えない」という諺があります。

鍋が煮えるのがまだかと、何度も蓋を取って見つめていては、なかなか鍋は煮えません。

蓋をして火を掛けたら、あとは放置しておくのが結果的に一番早く鍋が煮えるでしょう。

これはあくまで例え話の一つ。

ですが、悩みや問題を解決するため、思考を整理するのも同じようなもの。

今すぐに何とかしようと、あれこれと動き回ってばかりでは、頭の中がなかなか片付きません。

思考が固まるまで、しばらくそっとしておく。

その間は、何か楽しいことなどに意識をそらすのが一番。

決して、現実から目をそらし、問題から逃げるというわけではありません。

思考を熟成させて、より良い解決方法を生み出すということです。

新しい活動を始めたり環境が変わると、つい頭の中が散らかり、同じ悩みや問題を長期間引きずってしまいがちです。

そんな状況に陥ってしまったと感じたら、ぜひ参考にしてみて下さい。

16.04.11

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