健晃堂

一日一発見

目標達成や夢を叶えるための2つの過程。

最初は、知識を得て実践を繰り返し、「型」を身に付けること。

次に、型を破り自分独自の技術や手法を身に付け、型から離れること。

初めの型を身に付けることは、様々な学びから得た知識を基に行動すれば、誰でも身に付けることが出来ます。

ここから、次の型を破り離れる段階に進むために、役に立つ習慣の一つが、一日一発見の精神。

どんな場面でも、何をしている時でも、常に何か新しい発見をしようと心掛けているか、何も考えずにただ時が過ぎて行くだけの日々を過ごしているか。

この違いが、激しい生存競争から抜け出し、自分独自の生き方を確立できるかどうかの違いになります。

毎日何か新しい発見をしようと決めた瞬間から、人は行動や思考のパターンが変わります。

読書の仕方、セミナーを受講する時の心構え、人と話している場面での相手との接し方。

一人で道を歩いている時ですら、何かに気付こうとしながら歩く。

食事中や入浴中でも、ボーッと過ごさない。

常に新しい情報にアンテナを張り、周囲を詳細に観察し、頭をフル回転させていると、ふっとしたことから、新たな気付きや発見が得られるようになります。

何かに気付こうとしながら過ごすことは、想像以上にエネルギーを消耗するもの。

習慣化するまでは、大変つらい思いをすることになるかも知れません。

ただし、その辛さを乗り越えた先に待っているのは、競争の少ない自由な生き方。

この過程を経ずして、自由で豊かさを感じる生き方は手に入らないと言っても、過言では無いでしょう。

では、なぜ新たな気付きや発見を繰り返すことで、型を破り、離れ、自由な生き方が可能になるのでしょうか。

それは、全てのビジネスは「情報格差」を利用することで成り立っているから。

飲食店を例に挙げると、安くて良い食材の仕入れ先、独自の調理の仕方、今はどのようなものが流行っているかなどのトレンド。

などの情報を持っている人が、それらを組み合わせ、商品やサービスとして情報を持たない人に提供することで成り立っています。

セミナー講師やコンサルタント業などは、イメージしやすいでしょう。

知識やスキルを持つ人が、それらを持たない人に提供することで、お金がいただけるわけです。

セラピストや美容師、アーティストなども同じです。

全てのビジネスは詳細に観察してみれば、情報という目に見えないものを、あるところから無いところへ流すことによって成り立っていることがわかります。

職種によって情報は、物へと形を変えたり、サービスなどに変化しているだけ。

東洋医学の世界で優れた鍼灸師は、身の回りにある環境の全てを使って施術を行うといわれています。

つまり、ただ目の前の患者さんの症状だけを観察するのではなく、それらが起こった原因は何か?

全ての因果関係に意識を向け、施術に活用出来る情報は全て使って治療する。

その手法は施術者一人一人の独自の技術となるため、簡単に真似されることも無く、過当競争に巻き込まれることも無くなるというわけです。

ただし、一部の天才的な能力を持つ人を除いて、いきなりそのステージに立つことは出来ません。

一日一発見。

毎日毎日、来る日も来る日も、何かに気付き発見しようと過ごしてきた人だけが、その領域に到達できるのです。

日常のどのような場面でも、絶対何かに気付き発見してやる、という強いマインドを持って過ごしてみてはいかがでしょうか?

きっと、将来が大きく変化すると思われます。

16.04.07

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