あなたは日々の活動の中で、どんな息をしていますか?
などと聞かれても……
息の仕方なんて、ほとんどの人はあまり意識していませんよね。
大まかに分けると、息の仕方にも二種類あります。
“苦しい息”と“楽な息”
苦しい息とは、呼吸に関わる筋肉が硬くなり、緊張している息。
楽な息とは、呼吸筋がバランスよく働き、リラックスした息。
何らかの原因で呼吸筋が緊張して、苦しい息になってしまったら。
悩みなど無くても、人は何をするのも辛いと感じるようになります。
それは心の病でも何でもありません。
人は息を止めると5分も生きていられないほど、呼吸とは重要なもの。
そんな大切な息が苦しくなっているのだから、生きているだけで辛いと感じられるのは、当然のことでしょう。
なぜか、生きているだけで辛い、どうしても気持ちが前向きにならない。
そんな時は、精神状態について考える前に、
「あー」
と軽く声を発してみて下さい。
まずは小さな声で、「あー」と何度か声を出してみましょう。
それだけでも、何となく体の緊張が緩むのが感じられると思います。
息が楽に感じられるようになったなら、少し長めに「あー」と言ってみましょう。
声が少しずつ、深くリラックスして来るはずです。
出来れば誰も居ない環境で、目を閉じて、自分の声に集中するようにして行ってみて下さい。
息の状態は、声にわかりやすく表れるものです。
どうしても辛くて、何もする気が起きない時は?
まず、声を出す。
↓
リラックスした声に変わる。
↓
苦しい息が楽な息になる。
↓
生きる辛さから解消される。
ということになります。
「あー」と声を何度も続けて出す。
たったこれだけで、無気力状態があっさりと解消されるケースは少なくはありません。
理由も無く、生きるのが辛いという気分に陥ってしまった時には。
ぜひ、参考にしてみて下さい。