健晃堂

怒りの感情への対処法

怒りの感情は、心と体のバランスを大きく乱します。

血管は収縮し、心拍数は上がり、冷静な判断も出来なくなり、何事にも集中出来なくなります。

自律神経の働きは大きく狂い、乱れたバランスは、少なくとも4時間は元に戻りません。

それだけ怒りの感情は、日々の仕事や活動に悪影響を与えてしまうのですね。

この悪影響は積み重なると、かなり大きなものになるのは、容易に想像ができるでしょう。

冷静さを保つコツを身に付けておくことは、豊かな生き方を手に入れるためには欠かせないもの。

怒りの感情が芽生えた時に、意識すべき行動は、

とにかく“黙る”

何も話さないようにすること。

ある調査によると、怒りを感じた時、人はそれを意識できた時点で感情の50%は鎮まっているそうです。

後は、黙っていれば自然と怒りの感情は消え、自律神経の働きのバランスも大きくは乱れません。

一時的に乱れかけた心身のバランスも、大きく乱れることなく整って来ます。

ところが、話すという行動は自律神経の中でも交感神経の働きを強めるために、怒りの感情を増幅させてしまいます。

誰かと話している最中に、怒りに火が着くようなことを言われても。

それを会話でかき消そうとするのは、絶対にやってはいけないこと。

話せば話すほど、怒りの感情は強くなるだけです。

口論になり、例え相手を論破したとしても、4時間は本来の冷静な状態には戻れないのですから……

勝ち負けに関わらず、怒りからは逃げるのが一番の得策です。

沸き起こりかけた怒りを抑えるためには、会話は役に立ちません。

怒りの感情の火に油を注ぐだけ。

そんな時こそ、“沈黙は金”

無言を貫くこと。

周囲に人が居る時には、黙っているとあまり良い感じはしないかも知れません。

でも、それで良いじゃないですか!!

怒りを周りの人に伝えてしまい、不愉快な思いをさせてしまうよりは。

それに冷静になれば、その落ち着きが周りの人に伝わるようになります。

出来るだけ怒りの感情に襲われるような場面は避けるのが一番良いのですが、それでも完全には避けられないもの。

心の中で小さな怒りの感情が芽生えた時には、まずは沈黙。

黙って怒りの感情を追い出すこと。

毎日の仕事や活動の中で、ぜひ参考にしてみて下さい。

16.02.01

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