健晃堂

気合を入れるより気を通す

「気合を入れろ!!」

などと言われると、あなたはどう反応しますか?

表情は硬くなり、全身に力を込めるのではないでしょうか?

では、

「気を通せ!!」

と、人から言われたら、どう反応するでしょう?

……

何ですか、それは?

どうすれば良いのか、よくわからないのでは?

イメージとして、気合を入れるというのは、一瞬の力強い動きのために必要な行動。

気を通すとは、ここぞという場面でしっかりと気合が入るように、エネルギーの流れを良くしておくこと。

人が活動を続けて行く上で、気合を入れる必要がある場面は、それほど多くは無いはずです。

常に気合が入っていると、全身のエネルギーの流れが滞ってしまい、いざという時に力が発揮出来ません。

なので、何らかの目標に向かって人が行動を続けるためには、「気合を入れる」よりも「気を通す」ことの方が大切。

簡単に言えば、一瞬の力を発揮しなければならない場面以外では、出来るだけ無駄な緊張を取り除き、リラックスしましょうという話です。

そう言われても、漠然とし過ぎていて、何をすれば良いのかわかりませんよね。

では、現代人の多くが最も緊張しやすい部分の緊張をゆるめてみましょう。

それは、“目”です。

両手をこすり合わせて温めてから、手のひらをお椀の形にして、まずは右目を覆ってみて下さい。

30秒~1分ほど、そのまま覆っていると、目の奥から温まり緊張がほぐれて来るのが感じられると思います。

手を下ろして、左右の目の緊張具合の違いを感じてみて下さい。

はっきりと違いがわかるでしょう。

次に、反対側の目も同じように手のひらをお椀型にして覆ってみましょう。

パソコンやスマホのモニターの影響から、現代人の目はとても緊張しています。

また、モニターをあまり見なくても、精神的緊張により首や肩に力が入っていると、その影響は目にも及びます。

目の緊張は、自律神経の交感神経の持続的な緊張を引き起こし、心も体もリラックス出来ない状態になってしまいます。

「気を通す」ための、簡単で実感しやすい方法の一つが、この目の緊張ほぐし。

どうしてもリラックスした気分になれない。

いつも体のどこかにコリやだるさを感じてしまう。

そんな時は、気合を入れるよりも、気を通すことが大切。

簡単な方法なので、ぜひ活用して、心と体で効果を感じてみて下さい。

16.01.15

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