健晃堂

目標達成できる人・出来ない人

今年の目標は立てましたか?

人それぞれ様々な目標があるかと思いますが、ビジネスの場面では数字をクリアしなければ目標達成とはならないもの。

以下が目標を達成するための6段階です。

1.目標の数字を明確にする

2.目標達成のための戦略を立てる

3.行動計画を立てる

4.あらかじめ起こりうる事態に事前に対処しておく。

5.行動管理をする。

6.目標を達成するまで学び続ける。

達成

まずは数字を決め、それを達成するための戦略を立て、行動計画を立てる。

ここまではイメージ出来ますよね。

しかし、立てた目標を達成できる人と、途中で挫折して目標すら忘れてしまう人を分ける大きな違いは、次の4番に意識があるかどうかです。

“あらかじめ起こりうる事態に事前に対処しておく”

年の終わりに、いつも目標を達成している人は、必ずこの4番を重視しています。

・悪い事は考えず、良い事だけで頭の中をいっぱいにするべし。

・あなたの心配事の9割は起こらない。

人が精神的にも身体的にも健康で幸せに生きるためには、これらの思考は確かに大切でしょう。

いつも悪い事ばかり考えていては、それだけで心も体も病気になってしまいます。

しかし、どんな良薬も使い方を誤れば毒になってしまうもの。

同じように、ビジネスの計画の場にこの類の思考を持ち込むと、高い確率で失敗につながります。

心配事の9割は起こらないと言われても…….

1割は現実になるんですよね。

だったら、その1割の不安が的中した時の対応策の準備は、目標達成のためには必須ではないでしょうか。

「先のことを心配しても仕方が無い、もっと気楽に生きよう」

などと話す人に限って、いざアクシデントに遭遇すると冷静さを失い、思考も行動も止まってしまいがち。

一方で、日頃はネガティブな言葉が多い人ほど、少々のアクシデントには動揺しないもの。

ビジネスでの目標を達成するまでの過程は、全てを悲観的に考えなければなりません。

楽しく生きるための自己啓発の言葉や、心の健康を手に入れるための思考法は、絶対に持ち込んではならないのです。

徹底的にマイナス思考でネガティブになり、想像できる悪い出来事は全て書き出し、それらが現実になった時の対応策を考えておくこと。

また最も大切なのは、事前に対処出来るものには全て事前に対処しておくこと。

マンションの耐震設計をイメージしてみて下さい。

地震など、そうそう滅多に起こるものではないとはいえ、耐震設計など全く考えられれていないンションに住みたいですか?

やはり、多くの人は安心して住めないと思います。

一生遭遇しないかも知れない地震に対して、しっかりとした耐震設計がなされているマンションは、それだけで安心感があるでしょう。

ビジネスでも同じことです。

起こり得る事態に対して、あらかじめしっかりと対処しておくことは、たとえ何も起きなかったとしても無駄にはなりません。

事前対処がしっかり出来ていると、人は目標達成に向けて、思い切った行動が出来るようになるためです。

ビジネスでの目標達成のための行動計画は、徹底的に悲観的に立てることが大切。

ピンチに立たされた時に、慌てる必要が無いよう、事前にしっかり準備しておく。

また悪い事態を引き起こしそうな目は、あらかじめ摘んでおく。

不安要素を徹底的に減らした上で、思い切って行動を起こす。

計画は悲観的に、行動は楽観的に、これがいつも目標を達成する人の思考パターンです。

参考にしていただけると幸いです。

16.01.05

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