健晃堂

自由を手にする秘訣は他人からの束縛

心も体も健康で充実した日々を過ごすためには、ストレスの少ない自由度の高いライフスタイルが理想です。

そんな生活を実現させるためには、冴えた頭を維持することが大切。

頭の回転を良くして感性を磨き上げるために、新しい経験に触れ、刺激的で変化の多い日常にしなければなりません。

ただし、変化を出来るだけ少なくした方が良い部分もあります。

それは“生活のリズム”

同じ時間に起きて、同じ時間に寝る。

このような一日のリズムだけは、なるべく変化させないことが、価値を生み出し続けるための冴えた頭を維持する秘訣です。

人の脳内ではコンピュータと同じように信号が飛び交っています。

しかし、脳は機械ではありません。

24時間いつでも同じ性能を発揮出来るわけでは無いのです。

全ての生物が休息と活動を繰り返すように、人の脳も活発に働きたい時間と、休みたい時間を一定の周期で繰り返しているのです。

この脳が働く周期と生活のリズムを一致させることが、まずは重要。

生活のリズムが不安定になると、どうなるのでしょう?

脳が休みたい時に仕事をすることになり、ミスも多くなり仕事の質が落ちる。

活発に脳が働きたい時に休もうとして眠れなくなり、無意味な時間を布団の中で過ごしてしまう。

このような経験、誰にでもあるのでは?

いくら脳に良い刺激を与える生活を心掛けていても、不規則な生活リズムでは、人は本来の力を発揮することは出来ません。

自分の力が発揮出来なくなると、人はそれらを避けるようになり、ますます脳の機能は低下してしまいます。

すると、頭を働かせるのが面倒になり、さらに頭が冴えなくなり感性が鈍くなるという悪循環に陥ってしまいます。

こうなると、もう最悪ですよね。

自由度の高い生活を手に入れたとしても、不規則なリズムを繰り返していては、そのうち何も出来なくなり社会的な信用も失ってしまうでしょう。

また、何も縛られるものが無い不規則な生活になると、人はいつの間にか原始的な欲求に従って行動するようになるもの。

仕事や勉強、運動などの面倒なことは避け、快楽ばかりを追い求めるようになってしまいます。

人は基本的に怠け者であり、楽をしたがる生き物。

この点については、「自分は大丈夫」といった考えは完全に捨てるべきです。

ある説によると、人の脳が仕事や勉強などの良い方向に行動を起こす力より、楽な方へ向かう力の方が6倍強いとされています。

つまり、一度でも快楽を追い求める生活リズムに嵌ると、どんな強靭な精神力の持ち主でも、一人の力ではまず抜け出せなくなってしまうもの。

だからこそ、人が同じリズムで生活を続けようと思えば“他人からの束縛”が必要になるのです。

このような経験ありませんか?

勤めていた会社を辞めることになり、しばらくの間はゆっくりしようと思っています。

明日から会社に行かなくてもいい。

しばらく束縛は何も無い。

どこへ行くのも何をするのも自由。

この機会に、普段できなかった経験をしてみたり、色んなところへ行ってみよう。

と思っていたはずなのに……

いざ、その時になってみると、会社勤めをしていた頃よりも余計に忙しく感じる。

思っていた以上に何も出来ない。

むしろ、勤めていた頃の方が、自由な時間が多かったような気がする。

よく聞く話です。

会社という他人からの束縛が無くなった途端に、人はあっという間に脳の働きが低下し、無意味な時間が多くなってしまうのです。

ストレスの少ない自由度の高い健康的なライフスタイルを手に入れることと、不規則な生活は似ているようで、全く違うもの。

自分の持つ力を最大限に発揮して、世の中に何らかの価値を提供してこそ、その見返りとして自由が得られる訳です。

会社勤めをしている人は、毎日必ず決まった生活リズムに導いてくれる環境に、感謝をした方が良いでしょう。

お店をやっているならば、毎日のように来てくれるお客様に感謝。

何も縛られることがない自由業ならば、毎日必ずやらなければならない仕事を自分でつくり出す必要があります。

すぐに利益につながらなくてもかまいません。

必ず他人から、見られている感覚を持つことが大切なのです。

誰かが自分のことを見ている、サボっているとすぐにばれる。

この気持ちが生活リズムを安定させ、脳の機能の低下を防ぎ、自由をもたらしてくれるのです。

毎日、他人の目を意識して、同じリズムで生活する。

そのリズムの中で、日々新しい経験や変化に触れ、脳を刺激する。

これが、精神的にも身体的にも健康的で自由な暮らしを手に入れる秘訣です。

意識して日々を過ごしてみることをおすすめします。

15.12.14-1

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