冬が近づくと、急に行動力が落ちることがあります。
どこにも行く気がしない。
何をするのも、今一つ気が乗らない。
そんな精神状態に陥っていたら!
“太ももの前の筋肉をストレッチしてみましょう”
やり方は簡単。
うつ伏せになって、膝を曲げるだけ。
しっかり膝を曲げると、太ももの前側に、筋肉が伸ばされる心地良い痛みを感じます。
気温が下がり、固くなった太ももの筋肉を、ゆっくりとストレッチして緊張をほぐして下さい。
それだけで、行動力を取り戻せることもよくあります。
なぜ、太ももの前側の柔軟性が行動力を保つには大切なのでしょうか?
それは、この筋肉が人間の行動にブレーキを掛ける筋肉だからです。
太ももの前側の大腿四頭筋が緊張すれば、膝がしっかりと伸ばされます。
両膝をピンと伸ばした状態で、前に進めますか?
出来ませんよね。
人の心と体は繋がっています。
寒くなり、太ももが冷やされ柔軟性が無くなると、筋肉から脳へ信号が伝わり、脳はそれを受けて“止まれ”の信号を発します。
その信号は精神状態にも影響し、自然と行動力が落ちてしまうというわけです。
ストレッチでなくてもかまいません。
マッサージ、お風呂で温めるなど、何でも良いでしょう。
日の当たる時間が短くなり、外の空気が冷えて来ると、何かさみしくて心まで冷えるような感覚になりますね。
だからといって、ふさぎ込んでしまい、一人でじっとしているわけにもいかないでしょう。
気持ちを鼓舞するため、自分で自分に気合を入れて積極的に動いてみても、長続きはしないもの。
すぐにまた、精神状態が落ちてしまう。
そんな経験誰にでもあるのでは?
行動できなくなってしまった時、心の状態を上向かせるのは、かなりのエネルギーを消耗し、時間もかかります。
しかし、先に体の状態を変えてしまえば、心は一瞬にして上向きます。
体が冷え切って固くなったまま、心の状態だけ上向かせるのは危険な行為。
車に例えると、サイドブレーキを引いたまま、なかなかスピードが出ないからと、アクセル全開で走ろうとするようなもの。
これでは、いつか車も壊れてしまいます。
人も同じように壊れます。
アクセルを踏みエンジンの回転数を上げる前に、サイドブレーキを外すこと。
自分で自分に気合を入れ、自己啓発に頼る前に、体のサイドブレーキである太ももの前側の筋肉を柔らかくすることが大切。
参考にしていただけると幸いです。