6月25日、難病に苦しむ30歳のロシア人男性が、自分の頭を体から切り離し、 脳死状態になった他人の体と結合する手術を受けると発表しました。
この男性は脊髄性筋萎縮症という難病にかかっていて、症状が急激に悪化しているそうです。
そのため、イタリア人医師が提唱している自分の頭部と脳死状態となったドナーの身体を結合する手術を受ける決意をしました。
この手術には100人以上の医療スタッフが必要で、手術時間は36時間にも及ぶそうです。
どのような手術なのか詳細はわかりませんが、遂に医療もここまで来たか、という感じです。
技術がさらに進めば、優れた頭脳を持つ人間と屈強な身体を持つ人間を組み合わせた、人造人間も登場するかも知れません。
まるでSF映画のような話ですね。
ですが、
現在では普通に思われていることも、私たちが子供の頃にはSFの世界だった話が多々あります。
計算機が発展し、パソコンになり、インターネットとつながり、情報が一瞬で世界中に伝わるようになりました。
そのパソコンはスマホに取って代わられるでしょう。
どこにでも持ち運び可能なスマホは、時計やメガネなどの身に付けるものへと変化を始めようとしています。
さらに進化が進むと、通信機器は体内に埋め込まれ、脳が発する信号を読み取って、世界中の人とのコミュニケーションが可能になる。
そんな研究開発が、現実世界で既に進んでいるようです。
まるでテレパシー。
近い将来、誰もが当たり前のようにテレパシーを使う時代が来たら。
どんな世の中になるのでしょう?
新しく、どのようなライフスタイルが登場し、消え去ってしまう職業とは?
空想上の話ではなく、現実的に今から考えておかなければならないでしょう。
パソコンが一般家庭にも普及し始めた頃、将来はペーパーレスの時代が来るといわれていました。
しかし現実には、デジタル文書が簡単に作成できるようになり、必要な文書を印刷する機会が増えた分、ペーパーレスどころか紙の消費量は増大しました。
もし、誰でもテレパシーが使える時代が来たら。
人々はあまり移動しなくなり、全ての交通機関は廃れてしまうかも知れません。
逆に、世界中のいたる所に簡単に友達が出来て、直接会いたくなり、移動のための産業が大きく伸びるかも知れません。
どんな時代になるのかは、誰にもわからないでしょう。
ただ一つだけ、確かなことがあります。
それは、今まで以上に情報発信力が必要になる時代になる。
情報発信力を鍛えるためには、知識の吸収や非日常体験などの大量のインプットと、それらをアウトプットする訓練が大切です。
みんなが今まで以上に、当然のように、自分から世界中の人々に向けて情報発信するようになる。
そんな中で、じっと黙っているのは、存在していないのと同じこと。
今の時期、蛙が大きな声で鳴いています。
鳴かない蛙は、存在を他の蛙に知られることもないのでしょう。
夜になり蛙の鳴き声を聞きながら、ここ数日、そんなことばかり考えていました。
存在していないのも同然の人間にならないため、大量の本を読んだり、様々な体験を通じて、情報発信力に磨きをかけておきたいですね。