息を吸いたくても吸えない。
上手く空気が吸えずに苦しい。
ストレスの影響を受け過ぎると、突然このように感じることがあります。
そんな時の対処法は、
“息を吐く方に意識を向ける”
息苦しさを感じると、人は吸えないということばかりが頭を支配してしまいます。
そのため、息を吐いてからでないと空気が吸えないのに、吸うことばかりに意識が取られてしまいます。
吸ってばかりで、肺は常に膨らんでいる状態でさらに息を吸おうとしても、上手く空気が吸えないのは当然のこと。
精神的なプレッシャーや様々なストレスの影響で緊張が続くと、人は息を吸うことだけに気を取られてしまうんですね。
息苦しい時は、空気を吸う前にまずは思いっきり吐き出してみましょう。
息を吐く方に意識を向ければ、自然と新鮮な空気が肺に入ってるでしょう。
しかし、
緊張が強過ぎると、なかなか効果が感じられないかも知れません。
息を吐く方に意識を向けるだけでは、息苦しさが改善されない時は、こちらを試してみて下さい。
“息を吐いている時に、軽く体をパタパタ叩く”
人の体の皮膚への軽い刺激は、休むための副交感神経の働きを活発にさせ、緊張をほぐしてくれます。
手当という言葉も、手を当てるだけで緊張を和らげ血液循環が良くなることで、体の痛みの回復になるところから来ています。
お母さんが赤ちゃんをあやす時に、ゆっくりと軽く叩くのも同じですね。
人は呼吸をする時、交感神経と副交感神経が交互に働くようになっています。
息を吸う時は、活動するための交感神経が働く。
息を吐く時は、休ませるための副交感神経が働く。
なので、緊張をほぐす副交感神経の働きが高まる息を吐く時に、軽く体をパタパタ叩くことで、さらにリラックス効果が高まり、息苦しさも消えるでしょう。
手を当てる部位は、やりやすい場所でかまいません。
息を吸う時には手を止め、吐く時だけ体をパタパタしてみて下さい。
この方法は、長時間パソコンの前に座って仕事をしていて、考えがまとまらなくなった時にもおすすめです。
あまりにも集中し過ぎると、頭の回転が速くなり過ぎて、オーバーヒートしてしまいます。
すると、自然と息苦しくなるもの。
まずは、息をしっかりと吐く方に意識を向ける。
その時に体を軽くパタパタ叩く。
息苦しい状態が続くと、何も仕事が手に付かなくなります。
なるべくそうならないために、こまめに対処しておくことをおすすめします。