健晃堂

不眠症対策

昼間はとにかく眠くて仕方がない。

なのに、

夜布団に入ると目が冴えてしまって、なかなか寝付けない。

こんな経験ありませんか?

ストレスの影響で、自律神経の働きのバランスが狂い、起こりやすい症状の一つです。

パソコンのモニターやスマホから発せられる光が、脳を刺激し、正常な睡眠のリズムを妨げていることが原因です。

対策としては、

“オレンジ色の光を活用すること”

これからの季節、ただでさえ蒸し暑くて眠りに入り難くなって来ます。

そんな環境の中、強い光を見続けて脳を刺激し続けていれば、不眠症により様々な不調に悩むことになるでしょう。

眠りに入る2時間くらい前から、テレビやパソコン、スマホなどは出来るだけ見ないようにして、部屋の電気も蛍光灯は消しておくことが理想です。

それでも、やはり夜もやることがたくさんあるのなら、光は全てオレンジ色のものを活用してみて下さい。

人間は電気が発明されるまで、たき火で光を作っていました。

たき火の色はオレンジです。

オレンジ色のたき火を見ると、そろそろリラックスして休む時間だと脳が判断します。

休ませるための副交感神経が働き、自然と眠りに入りやすくなるのです。

副交感神経を働かせ、気分をリラックスさせるオレンジ色の光を使うことで、夜眠れないということは少なくなるでしょう。

しかし、

現実的には、それは難しいかも知れません。

オレンジ色の光を部屋に増やすことは出来ても、寝る直前までメールやLINEでメッセージが来る。

昼間、会社勤めをしていると、インターネットビジネスに使う時間は夜しかない。

寝る前にモニターを見ないようにしていては、今の時代、まともに生きてはいけないじゃないか。

そんな声が聞こえて来そうですね。

仰る通り、不眠症対策に夜はモニターの光を見ないようにするなど、ほぼ不可能に近いでしょう。

ならば、明るい時間に最も強いオレンジ色を放つ物体を見て、休ませる神経の働きをしっかりと高めておいて下さい。

自然界に存在する、最も強いオレンジ色を放つ物体といえば、

それは“夕陽”です。

太陽が赤く染まるころには、出来るだけ外に出て夕陽を眺める。

毎日は無理でも、なるべく夕陽を眺めることを意識してみましょう。

いつも室内で仕事をしているので、夕陽なんか見ていられない。

それならば、休みの日だけでもかまいません。

とにかく、夕陽を眺める時間を無理矢理でも持つことによって、自律神経の働きのバランスが高いレベルで安定して来ます。

人間は昔から、太陽が昇るとともに活動を開始し、日が沈むとともに寝る準備に入るといったリズムで暮らして来ました。

また高層ビルなど無かった昔は、夕方になればどこからでも夕陽が見えたものです。

何も意識しなくても、夕陽が目に入ることによって、自然と自律神経の働きのバランスが高いレベルで保たれていました。

人を活動的にさせる交感神経と、休ませる副交感神経の二種類の自律神経は、どちらか一方が働けば、片方が働かなくなるといったものではありません。

本来は両方とも、しっかり働きを高めることが出来るのです。

ところが現代では、パソコンやスマホの光などの影響で、交感神経の働きばかりが高まってしまいがち。

逆に、副交感神経の働きを高める、夕陽を眺める、空を見上げるといった行動からは、人はどんどん遠ざかっています。

不眠症を引き起こす原因、活動的にさせる神経の働きを高める行動を減らすことが出来ないなら。

同時に、休ませる神経の働きを高める行動にも意識を向けておきましょう。

それが、現代の現実的な不眠症対策であると思われます。

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