4つのストレスへの対策の最後に、温度・湿度によるストレスについてお伝えします。
とにかく大切なことは、
“体は絶対に冷やさないこと”
体を冷やすということは、血管が細くなるということ。
人が活動するためのエネルギーは血液によって全身に運ばれます。
最もエネルギーを消費する体の中の器官は“脳”
脳がエネルギー不足になると、集中力が続かない、憂鬱な気分になる、などの精神的な悪影響も少なくありません。
また、内臓の働きも悪くなり、食欲も減退してしまい、さらにエネルギー不足になるといった悪循環に陥ってしまうでしょう。
昔から「冷えは万病のもと」といわれているように、精神的に肉体的にも様々な不調を引き起こします。
冬よりも梅雨の時期や夏の方が、冷えを感じることがよくあります。
この原因は大きく分けて2つ。
・冷たいものの飲み過ぎや、冷房による体の内外からの直接的な刺激
・気圧の変化による影響
喉が渇いた時に少しくらいなら良いのですが、極端な冷たいものの飲み過ぎは避けること。
冷房の効いた環境で過ごす時には、ひざ掛けなどを用意しておくなど、意識して冷房対策を行っておきましょう。
気圧の変化による影響も無視出来ません。
夏は空気が暖められて軽くなります。
小学校の理科の時間に習ったように、空気は温められると軽くなるため低気圧になります。
すると酸素濃度が下がる。
環境に適応するため、呼吸や心臓の働きはゆっくりになる。
心臓より一番遠いふくらはぎや、血管の細い指先などに血液が行届かなくなり冷え性がきつくなる。
という訳です。
なので、夏でも冷えを感じた時には、とにかく温めることが大切。
夜はゆっくり湯船に浸かる。
夏でも冷えを感じるのなら、カイロを活用する、運動習慣を持つなど、冷え対策はしっかり行うことが大切。
温めて血管が広がるとエネルギーの循環も良くなって、心の安定も得られるでしょう。
しかし、
現実には、なかなかそうはいかないもの。
お風呂なんていつでも入れないし、冷房を気にし過ぎたら外に出た時に暑くてたまらない。
つい冷たい物も飲んでしまうし、夏のビールなどはやめられない。
運動が大切なのはわかっているが、なかなかそんな時間は取れない。
言い訳なのかも知れないが、無理なものは無理!!
確かに、その通りですよね。
出来ることは、言われなくてもとっくにやっている。
冷え性改善のためのツボなども、一日何度も押している。
といったところでしょう。
ならば、
これをやってみて下さい。
不快な冷えを感じた時には、
“立ち上がってジャンプする”
パソコン作業などで座りっぱなしが長時間続いていたら、お手洗いに行くついでなどに、ジャンプしてみて下さい。
回数は適当でかまいません。
10回くらいでも効果はありますし、50回もジャンプすれば、かなり冷えは解消されるでしょう。
ジャンプの動作はふくらはぎの筋肉を使います。
座っているとあまり使わないふくらはぎの筋肉を、何度も収縮させることによってポンプの作用が働き、血液循環が一気に良くなり冷えも軽減します。
また、ジャンプすると内臓を揺らします。
揺れることによって、内臓へも血液が流れ込み働きが良くなるので、全身にエネルギーがスムーズに巡るようになるでしょう。
心と体のバランス調整をしている自律神経にも、余分な負担を掛けることが無くなりストレスは軽減します。
軽くジャンプするだけなら、簡単に出来るのではないでしょうか?
この習慣を持つだけで、驚くほど冷えを防ぐことが出来ます。
インターネットビジネスをしている人などは、どうしても体が冷えてしまいがち。
ストレス対策の一つとして、ジャンプする習慣を取り入れてみることをおすすめします。