スケジュールをやり繰りして、無理矢理に休養の時間を作っても、正しい休み方を知らなければ有意義な時間にはなりません。
では、その休養のコツとは、
“リラックスできる環境に身を置き、心から楽しめる事だけを考える事”
何だ、そんなことか！！
と思われたでしょうか？
当たり前と言えば、当然過ぎる話かも知れません。
ですが、毎日膨大な情報に曝されるインターネットビジネスを行っているような人ほど、この当たり前のことが出来ないのです。
パソコンやスマホ、インターネットにつながる環境さえあれば、いつでもどこでも仕事が出来る。
などの言葉は、聞こえは良いかも知れません。
しかし、
パソコンやスマホ、インターネットがある限り、いつでもどこでも仕事から逃れることが出来ない。
こうなってしまったらいかがでしょうか？
全く楽しそうではないでしょう。
休養の時間を作ったとしても、常にスマホを手放さずメールやLINE、facebookなどで、仕事に関するやり取りをしていたら。
それでは例え、旅行に行ったり、自然環境の中に身を置いたり、自宅で休んでいたとしても、全く休養になっていないのです。
人の脳・自律神経には、現実と非現実の区別が付かないという性質があります。
つまり、現実にはリラックスした環境の中に身を置いていたとしても、頭の中で仕事のことばかり考えていたのでは、心も体も仕事モードのまま。
体は常に仕事に取り掛かれるようスタンバイしていて、緊張状態が続きます。
無意識に全身に力が入り、何もしていないにもかかわらず、仕事をしている日と同じように体力を消耗してしまいます。
精神的にも全く休めておらず、ストレスは解消されないどころか、逆に増加してしまうでしょう。
嫌な事や、やらなければならない仕事、気になっていることなどを頭の中から一切排除してしまうことが大切。
それらに無意識のうちに触れることになる通信機器の電源は全て切るか、完全に離れてしまいましょう。
気掛かりなことを忘れようとすると逆に、そのことで頭がいっぱいになってしまいます。
意識して、楽しいことやリラックスすることだけを思い浮かべてみましょう。
趣味に没頭したり、何も考えずに、ただボーっと時間を過ごしても良いかも知れません。
気持ちの良い自然環境に居るのであれば、五感の全てを研ぎ澄ませて、自然を感じてみて下さい。
かなりゆっくりとした時間を過ごせ、心の余裕も回復して来るでしょう。
起床時から寝る直前までスマホを触り続けていることはあっても、完全に離れてしまう時間は、最近ではほとんど無いのでは？
インターネットが普及する以前は携帯電話も普及しておらず、休日は誰にとっても本当に休みでした。
正しい休養の取り方など意識しなくても、自然に心も体も休めていたものです。
ところが、いつでもどこでも膨大な情報に曝されるようになってから、休みが休みで無くなってしまったにもかかわらず、そのことはあまり意識されないのが大きな問題。
だからと言って、インターネットが無い時代に今更後戻りすることは出来ません。
今は、通信機器とネットを駆使できるようになることが、豊かさを手に入れるために必要な時代。
だからこそ、時々それらを断ち切ってみる。
同時に、気掛かりな考え事からは完全に離れてみる。
そうすることで、本来誰もが持っている心の余裕が復活し、更に有意義な仕事が出来るようになるでしょう。
週末などに、時々試してみることをおすすめします。