健晃堂

精神的ストレス対策

4つのストレスの種類や、それらに対する耐久性を高めるための体力についてお話させていただきました。

次は、それぞれのストレスの予防と対処法をお伝えさせていただきます。

1、精神的ストレスへの対策

時間の流れの早い現代では、いつもスケジュールに追われてしまいがち。

落ち着いたらゆっくり休もうと思っていても、なかなかゆっくりした時間は持てないもの。

情報過多の今の時代、時間が余るということは決して無いと、意識しておいた方が良いでしょう。

ならば、スケジュールに強制的に休む時間を入れる必要があります。

一日のうち数時間、一ヵ月の中でどこかで丸一日など。

休むと決めた時には必ず休む。

絶対に何らかの精神的ストレスを感じることには、絶対に関わらない時間。

無理矢理にでも、休憩時間を持つ必要があります。

忙しい時期にそんなことをしていては、余計にストレスが溜まりそう。

そのように感じるのも無理は無いかも知れません。

せかせかした毎日を送っていると、休んでいると何かサボっているように感じてしまうもの。

しかし、精神的ストレスに対する一番の予防は、心の余裕を持つこと。

心に余裕があれば、大抵の出来事はサラッと受け流すことができてストレスになりませんが、余裕を失えば些細な事でも精神的なダメージを受けてしまうでしょう。

文字通り心を亡くすと書いて、忙しいと読みます。

忙しいのは、そもそもなぜ忙しいのか?

それはインターネットが普及してから、日々、膨大な情報が飛び込んで来て、それらを処理しなければならなくなったから。

情報を処理するということは、その都度、何らかの決断を迫られるということ。

人は決断する時に大きなエネルギーを使います。

心に余裕があると、正しい決断を下せるケースでも、心を亡くし忙しくなると決断に誤りが生じます。

そうすると、さらに悪循環に陥り、益々心を亡くしてしまうでしょう。

その状態が、強い精神的ストレスをもたらします。

冷静に考えれば明らかに怪しい詐欺的な儲け話に騙されてしまったり、ちょっとしたことで人間関係のトラブルが発生するのはこんな時です。

今、心を亡くして忙しい毎日を送っていたとしたら、強制的に何かを断ち切ってみて下さい。

思い切って何もしない日を、無理矢理に作ってみましょう。

どうしても無理なら、一日の中で何もしない時間を強制的に取ってみましょう。

時々、そんな時間を過ごすことで、ずい分と心に余裕が生まれて来るのが感じられると思います。

ただし、

休み方にもコツがあります。

時間を無理矢理作ったとしても、スマホで仕事関係のメールやLINEをしていたり、考え事ばかりしてたのでは、それは休んでいることになりません。

心に余裕も生じない。

その上、何も行動していないのだから、更に焦る気持ちが強くなる。

休み方を間違えれば、最悪な状況になってしまいます。

では、具体的にどのようにして休めば良いのか?

次回、お伝えさせていただきます。

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