人生はドラマ 人間はみんな役者 社会が舞台
意志の弱かった私は
『己に打ち克つ』ということが理解できなかった
それは 本心に関係なく演技することだ
役者になることだ と知って納得できたのです
役者は気分がすぐれないときでも
また嫌な相手であっても
いつも最高の演技を見せてくれる
役は 本心とはちがうところにあるからです
本心でない言動は嘘であり
道徳に反するという考え方が人間関係をこわしてしまうのは
役を演じることを忘れ
本心をむき出しにしてしまうから
本心で生きる人を世間では未熟で幼稚な人と見ます
他人は私を 私の外面 即ち 言葉や態度で評価する
今までは私は私の内面 即ち 心の動きで自分を評価していた
そのような自分を自分の心の動きで評価する
無意味なことはやめること
人間関係を円滑にし 心の安定を願うなら
言葉や態度を心の動きから完全に引き離し
役を演じながら生活すればいい
そうすれば人相も良くなる
その妙を心得ている人物を私たちは
円熟した人と呼ぶのではないでしょうか
「心がやすらぐ魔法のことば」山崎房一 PHP文庫 より引用
人工知能が急激に進化しているようです。
大きな進化のきっかけとなったのは、トロント大学が開発したニューラルネットワークの分野の中のDeep Learningと呼ばれる手法。
ニューラルネットワークとは、脳のニューロン(神経細胞)とシナプス(神経細胞結合)の回路を、コンピューター上で再現したものです。
人間の脳と同じ様に、正しい答えを出した回路が強化されるように設計されています。
何の事だかイメージしにくいでしょうか?
簡単に言えば、コンピューターが自分自身で物事を学習していくことのできる仕組みが、ニューラルネットワークです。
その仕組みを何層にも重ねるのが、Deep Learningと呼ばれる手法です。
と言われても、
???
って感じですよね。
なので、ややこしい話は抜きにして説明すると、
赤ちゃんは生まれて2歳くらいまでに、様々な物事を認識し言葉を話し出しますね。
これと同じような知能が人工的に作られたということのようです。
今まで、コンピューターはどんなに進化しても人間の脳は超えられないと言われていました。
しかし、現実に2歳くらいまでの赤ちゃんの脳と同等の知能が、人工的に作られるようになりました。
この流れはますます進化し、これからの時代は肉体労働だけでなく、頭脳労働すらもパソコンに取って替わられる時代が来るかも知れません。
ならば、これからの時代に必要とされる人間になるためには?
感性や表現力といった人工知能の開発がまだ及んでいない部分を磨かなければならないでしょう。
「演技する」
とは、まだ人間にしか出来ないこと。
「未熟で幼稚な人」は、人工知能を持つロボットやコンピュータにその存在価値を奪われる運命にあります。
「妙を心得ている円熟した人」になることが、これからは大切。
facebookなどのSNS上でも稚拙な行為がよく見られます。
誰かが懇親の力を込めて書いた投稿に、文脈とは何の関係も無い、
「おはようございます」の一言だけのコメントとか、
「リクエスト承認ありがとうございます」などの書き込みばかりを繰り返す、など。
facebookにはポイント制があります。
人の投稿にコメントすると何点プラス。
友達申請をすると何点マイナス。
のようになっていて、マイナスがある一線を超えるとアカウントの停止になるという仕組みです。
気持ちの入っていない投稿をする人は、ポイント稼ぎという意味でこのような投稿を繰り返しているのでしょう。
ですが……
コメントされる方も見ている人も、決して気持ちの良いものではありません。
こんな人は今の時点ですでに、コンピューターの知能に支配されている存在と言っても過言では無いでしょう。
コンピューターの支配下に居るので、それをされた人がどう感じるか?
といったところまで意識が回っていないようです。
ブログを書いていると、全く気持ちの入っていないコメントが付いたり、
読者申請が来た人のブログを見ると、押しも並べて、
「ネットで稼ぐためには?」
というテーマのブログだったり……
お金を稼ぐという行為は、人が生きて行く上で最も尊く大切なことです。
しかしその目的は、心の安定を手に入れ、人間関係を円滑にするためではないでしょうか?
そこを間違えるとこれからの時代、あっという間に自分の居場所が無くなってしまうでしょう。
豊かさを引き寄せるために、「円熟した人」になれるよう日々心掛けたいものです。
今日は土曜日、充実した週末をお過ごし下さいませ^^