健晃堂

好奇心の精神

人はなぜ朝から晩まで働かなければならないのか?

この問いに対して、明確に答えることが出来るでしょうか?

この問いには大きな意味が含まれています。

お札というただの紙切れで、ものが買えるのは何故?

この問いにも答えることが出来るでしょうか?

ただの紙切れであるはずのお札で物が買えるなんて……

どう考えてもおかしいですよね。

なのに、日本人のほとんどの人が、お札で物が買えることに対しても、朝から晩まで働かされることにも、何の疑問も持ちません。

戦後の日本は、世界史上例を見ない経済成長を果たしました。

しかし、それは日本人が自力で復興を成し遂げたのではなく、アメリカなどの西側諸国の都合によって作られたもの。

東西冷戦時代において、日本は地質学的に重要な位置にあります。

ソ連を牽制するため、日本には経済大国になってもらわないと困るといったアメリカの意思により日本は戦後大きな復興を遂げました。

歴史上、類を見ない復興を成し遂げるため、日本の教育は公務員やサラリーマンになるための道だけを教えてきました。

教育に合わない者は、時には社会不適合者とみなされいじめられたり、時には不良と呼ばれ、差別的な扱いを受けて育つことになります。

そのため、優秀で真面目な人ほど大人になってからは、国や大企業にとって都合が良いように利用されるだけの人間にってしまいました。

若い頃には真面目に一生懸命勉強して、受験戦争にも勝ち抜き、就職活動でも勝者になったにも関わらず、朝から晩まで拘束され会社のために働かされるだけ。

決して貧しくはないものの、豊かさもあまり感じられない。

口を開けば、仕事の愚痴ばかり。

挙句の果てには、

「給料とは我慢料だ」

などの言葉で洗脳され、それが人として生きていく上で当たり前のことだと思い込んでしまう。

周囲を見渡せば、そんな人に溢れ返っているのではないでしょうか?

一方で、いつも楽しそうにしながら豊かに生きている人達もいます。

そんな人のほとんどは、若い頃は不良や社会不適合者として扱われていた人達です。

なぜ、不良や社会不適合者と呼ばれた人達が自由に豊かに生きることが出来て、優秀で真面目で将来を嘱望されていた人たちが、あまり豊かになれないのか?

この理由を考えたことがありますか?

どう考えてもおかしいと思いませんか?

日本には大きく二つの教育が不足していると言われています。

一つは、コミュニケーションの取り方。

もう一つは、お金についての教育。

これらをきちんと教育し、国や企業などの組織に依存することなく自立した人間が増えてしまっては……

日本が国としてのまとまりを欠き、アメリカの都合の良いような経済大国にはなり得なかったでしょう。

アメリカの後ろ盾があり、言うことを聞いていれば誰もが中流の暮らしが出来る時代には、それでも良かったのかも知れません。

むしろ、このような教育方針に感謝すべきでしょう。

しかし、今となってはすっかり時代は変わってしまいました。

アメリカにとって大切なのは、日本より中国であり、もはや経済的な後ろ盾は期待出来ません。

国際社会においても、日本の存在感は薄くなる一方でしょう。

今ではまだ通用している常識や社会の価値観は、もう数年以内に完全に崩壊すると考えておいた方が良いでしょう。

そんな時代を生き抜くには、どうしたら良いのか?

絶対に欠かせないのが、好奇心の精神!!

まずは、世の中に疑問を持つこと。

若い頃、社会不適合者として扱われた人間の特徴は、この好奇心が旺盛だったこと。

なので、納得出来ない教えには従いません。

好奇心を満たそうとするため、すぐに社会のレールから外れた行動に走り、協調性が無いだとか、不良だとか、社会では通用しないなどと言われます。

その好奇心を満たそうとする行動からは多くの学びが得られます。

得られた学びが積み重なり、いつしか世の中の真理に気付く。

なので、どんなに冷遇された期間が長くても、いつの間にか豊かな人生を手に入れることが出来るのです。

まずは、自分の中で今まで常識と思われていたことを疑ってみてはいかがでしょう?

本当に会社に行かなければ、生きていけないのか?

今の仕事のやり方で、もっと良い方法はないのか?

など、何でもいいでしょう。

来年を充実した年にするため、この12月は、様々な好奇心を持って過ごしてみることをおすすめします。

Tagged on:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です