「情けは人の為ならず」
よく知られた諺ですね。
情けをかけるのは人の為にならないから良くない。
そういう意味ではありませんよ。
それは「情けが仇」です。
人に掛ける情けは、巡り巡って自分に返って来るのだから、結局は自分の為になる。
と言う意味ですね。
学びを活かす話の続きをさせていただきます。
“人の役に立ち喜ばせること”
これも同じ事です。
人を喜ばせることは、人の為にやる訳ではありません。
自分が一番得をするからです。
なぜ、得になるのか?
理由の一つは、心身ともに健康になれるから。
人は喜びや楽しみの中に居る時、自律神経の働きが高いレベルで安定しています。
それは近くの人にも伝染します。
精神的にも身体的にも不調に陥ることは、誰にでもあるでしょう。
自分だけの力で不調から抜け出すには、かなりのエネルギーを使います。
早く良い状態に戻るには、人の力を借りるのが一番。
周囲の人に助けを求めるのではありません。
自分の方から人を喜ばせて、周囲の人の状態を良い方向に上げてしまいましょう。
そうすることで、自分にも良いエネルギーが伝染し、簡単に不調から抜け出せます。
自律神経の働きのバランスとは、興奮と休息のバランス。
気持が上向くところではしっかり上向く。
休むべき時には、しっかり休める。
自律神経が高いレベルで安定しているとは、このような状態です。
気分が落ち込んで、どうしようもなくなった時。
人と会うことで回復した経験はあるでしょう。
“人は何に関心があるか?”
“何が喜ばれるのか?”
ここに焦点を当て学んでおくと、意図的にそのような状況を作り出せるようになります。
セミナーや講演などに行く人も多い季節になりました。
勉強に行く時に参考にしていただけると幸いです。