健晃堂

上甲正典監督から学ぶ

私は子供の頃から高校野球が大好きでした。

昨日また、甲子園の名物監督が一人無くなりました。

済美高校の上甲正典監督。

私が最も好きな高校野球の監督でした。

最近の済美高校は、注目のエース安楽君を擁しながら予選で敗退。

野球部員のいじめ問題の表面化など、良い話がありません。

そんな中で訃報を聞き、淋しい思いでいっぱいになりました。

上甲監督はスマイル監督として、甲子園ではいつも注目された監督の一人。

どんな状況でも笑顔で指揮を執る。

簡単そうに見えて、並大抵の人間に出来る事ではありません。

「人生上手く行かない人は、楽しくても笑わない」

「普通の人生を歩む人は、楽しい時だけ笑う」

「成功者になる人は、楽しくない時でも笑う」

私のメンターがいつも話している言葉です。

言葉だけを聞くと、本当に良い言葉で素晴らしい学びを得たように感じます。

実際に自分事として捉えた時、楽しくない時に笑えるのでしょうか?

これは本当に難しいんです。

いつも笑顔を絶やさないことで誤解される事もある。

ピンチに陥った時には好意的に受け取ってくれる人ばかりではありません。

バッシングを受けることもあります。

逆境に立たされた時にこの教えを実行すれば、一度は気が狂うものです。

仲間だと思っていた人達が、仲間では無かったと気付く事もあります。

それまで尊敬していた人が、上辺だけの人間だったと知ることもあります。

反対に嫌いだった人達の、心の奥底がわかるようになったり。。。

「楽しく無い時でも笑う事」=「地獄に落ち苦しみを経験をする事」

一度地獄に落ち、這い上がる過程で鍛えられて成功者になれる。

これが真実だと思っています。

セミナー講師などは決してこのような表現はしないでしょう。

こんな事をきちんと説明すれば、もう話を聞いてもらえないでしょうから。

「普通の人生を歩む人は、楽しい時だけ笑う」

本当はこれが一番幸せなのかも知れませんね。

上甲監督の精神力の強さと人間的魅力は、心から尊敬していました。

逆境に立たされた時、上甲監督のスマイルを思い出し乗り越えて行きたいと思います。

Tagged on:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です