夏休み明けで仕事が忙しい。
何となく不安な気持ちが続く。
こんな日々を過ごしていると、時々動悸が起こることがあります。
心臓に病気があるわけでもないのに、よくドキドキする。
息ができなくなるほど苦しいわけではなくても、動悸が続くと疲れますよね。
ストレスから来る動悸を簡単に鎮める方法があります。
両目を閉じてまぶたの上から軽く眼球を圧迫してみましょう。
ゆっくりと優しく静かに押さえてみて下さい。
いかがでしょうか?
何となく気持ちも落ち着き、動悸も鎮まりませんか?
そんなことに意味があるの?
そう感じると思うので簡単に説明させていただきます。
まずは動悸が起こる理由。
環境や精神的なストレスを受けると、自律神経の働きのバランスが乱れます。
交感神経が優位になり血管が収縮し血流が悪くなります。
なので心臓が頑張って拍動が激しくなるんですね。
これが動悸です。
それがまぶたを押さえると静まる理由は?
眼球を圧迫すると裏側にある神経が刺激されます。
脳神経の一種、迷走神経という臓器を支配している神経が興奮します。
この神経は交感神経の反対の作用を持つ副交感神経で、血管を広げ心拍数を減少させます。
専門用語では、「アシュネル反射」(眼球心臓反射)と呼ばれる現象が起きるんです。
この反射により、動悸が解消されるというわけです。
夏休みも終わり何となく気が抜けてしまった!
季節が秋に向かい寂しい感じがする。
でも、いつもと同じように仕事をしなければならない。
こんな時にストレスから来る動悸が激しくなりがち。
心臓がドキドキし息苦しさを感じたら、優しくまぶたを押さえてみて下さい。
意外と簡単に鎮まるかもしれません。