健晃堂

梅雨時の一人の時間の過ごし方

ジメジメとした気候が続くと、
心も体も重たい感じに
なってしまいますね。

それでも誰かと会い、
ゆっくりと話をしていると、
沈んだ気分も落ち着いて来るでしょう。

だけど、

一人で居る時には、
どうしても気が重くなり、
余計な事を考えてしまいがち。

そんな状態に陥ってしまったら、
意識をここに向けてみて下さい。

それは、

“五感を研ぎ澄まし自然と対話する”

人の話をゆっくり聞くことで、
自分の呼吸や心臓の拍動も
乱れる事無く落ち着いて来て、
静かな気分で過ごせるようになると
前回お伝えしました。

では話し相手が居ない時には?

自然の声をゆっくりと
聞いてみて下さい。

都心部に住んでいたとしても、
耳を研ぎ澄ますと、
鳥の鳴き声や風の音など、
様々な自然の声が聞こえて来ます。

そして、

外に出てよく周囲を
観察してみましょう。

日頃気付くことが無かった、
自然の変化が見えませんか?

さらに、

肌で何を感じるか?

嗅覚や味覚を刺激するものなど、

五感を研ぎ澄ませてみましょう。

そんなことに何の意味がある?

こう思われる方も
少なくないかも知れないので、
簡単にお話しますね。

人間の脳には脳幹網様体と
呼ばれる部分があります。

目や耳などから入って来る刺激は、
この脳幹網様体を刺激し、
働きを高めます。

これによって何が起きるかと言えば、
人の意識などを支配している
大脳皮質全体の働きが高まり、
意識のレベルが安定した状態になります。

脳の話はややこしいので、
これ位にしておきますが、

要するに五感を刺激すると、
頭の働きが良くなり、
気持も落ち着くといったメカニズムが、
人間の脳にはあるということ。

意識のレベルが安定して来るので、
自律神経の働きのバランスが整い、
心身ともに落ち着いた状態になります。

誰かと一緒に居る時には、
相手と落ち着いた状態で
影響を及ぼしあう。

一人で居る時には、
自然と対話することで、
自分を取り巻く環境と一体化し、

ニュートラルな状態を保てるでしょう。

ネット社会になり、
世界中の様々な情報が
どこに居ても瞬時に
飛び込んで来るようになりました。

便利になった反面、
時代の変化が早くなり、
いつも落ち着かない気持ちに
なりがちです。

そんな時に、
よく自分自身を観察してみると、

呼吸が浅くなり、
脈拍が早くなって、
周囲の変化に何も気付かない。

それが長く続く事で、
いつの間にか心身ともに疲弊し、
様々な不調が現れる。

そうなる前に、

一人の時間に時には、

五感を研ぎ澄まし自然と対話する。

こんな時間を持ってみては
いかがでしょうか?

特に今の時期は、
自律神経の働きが副交感神経優位になり、
様々な気付きが得られやすい季節です。

一人で気が重くなってしまった時は、

周囲からの刺激を
閉ざしたくなるかも知れません。

そんな時には、

日頃あまり気にしない周囲の環境に
意識を向けてみることを
おすすめします。

体の不調を改善する方法や、
気分が沈まないようにする方法など、
色々言われるが、
どうしても続かない。

日々の心身の状態がいつも不安定。

梅雨時は特にそんな声をよく聞きます。

そんな中、

ある習慣を持つ人は、
比較的安定した気分で
日々を過ごしているようです。

その習慣とは?

次回にお話します。

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