健晃堂

フリーエージェント登場の背景

時間や場所による束縛が少ない生き方。

それが出来たら、
精神的なストレスも少なく、
心身ともに健康的に生きられる。

そう言われても!!

現実には難しい。

多くの人がそう感じるようです。

しかし、

私たちの子供の頃と比べて、
すでに時代は大きく変わりました。

フリーエージェントという
働き方の概念が登場した、
4つの背景をお話させていただきます。

1、終身雇用の終焉

1973年生まれの私たちや、
親の世代にとっては、
一度会社に就職したら、
その後は一生同じ会社に勤めるのが
一般的なライフスタイルでした。

就職したら会社に忠誠を誓う。
その対価として、
会社は社員の安定を一生保証する。

そのための仕組みとして、

若いうちは安い給料で働き、
会社に貸しを作っておく。

年齢が上がれば、
その貸しを切り崩して、
高給をもらえるようになる。

この仕組みがすでに崩壊している事は
説明の必要も無いでしょう。

2、組織や職種の寿命が短くなった

昔は会社が倒産したと聞けば、
とても大きな出来事でした。

最近では、毎日のように、
新しい会社が出来ては、
どこかが倒産したという話を聞きます。

組織だけでなく、
職種そのものの寿命も
短くなっています。

今の自分の仕事が
一生続けられる仕事だと
感じている人は、
どのくらい居るのでしょう?

人の寿命より、
会社や職種の寿命が短くなった。

なので働き方も、

臨機応変に対応しなければ
ならなくなりました。

3、経済の繁栄

アベノミクスは
エリートのための政策で、
一般人は恩恵を受けることが無い。

相変わらず不景気のまま。

よく聞きますね。

そうは言っても
最低限度の生活に必要な
衣食住に困っている人は
どのくらい居るのでしょう?

今の日本では、

住むところも無く、
食べ物にも困り、
着る物も無い。

といった状態には
まず陥らないでしょう。

経済が繁栄した世の中では、
人は仕事に対して、

“やりがい”や“自分らしさ”を

求めるようになりました。

4、生産手段が小型で安価になった。

1~3の時代の流れがあるところに、
小型で安価な生産手段、

つまり、

パソコンとインターネット

これがフリーエージェントという
働き方を生み出しました。

大昔は誰しも、
働くために必要な物や道具は
自分で持っていたはずです。

ところが産業革命が起り、
新たな生産手段として、
大型の機械が登場しました。

こんな物は誰でも気軽に
持ち運ぶことは出来ません。

そのため、

一部の資産家のみが、
大型の機械のある工場を持ち、
多くの人はそこに働きに行く
というスタイルが生まれました。

今の会社勤めの原型ですね。

価値ある物を作るためには、
自分でやっていたのでは非効率。

資産家の下で大きな機械を使い
みんなで生産に携わった方が
経済は発展する。

そんな時代が長く続きました。

しかし、

インターネットの普及で、
今までに無かった様々な
サービスが登場します。

一昔前までは、
大きくて重たかったパソコンも
小型で軽量化され、
ネット環境も広がり、

仕事をするために、
わざわざ出勤する必要は
無くなりました。

パソコン一つで
出来る仕事であれば、
会社でも自宅でも、
どこでやっても同じ事でしょう。

これらの4つの要素から、

時間にも場所にも束縛され無い
フリーエージェントという
働き方の概念が生まれました。

決して地に足の着いていない、
ただの流行りのライフスタイル
では無いことが
ご理解いただけると思います。

同じ会社に一生勤めるのは難しい。

今までのビジネスモデルが崩壊した。

このような背景から
フリーなライフスタイルを目指す人は
ますます増えて来ると思われます。

次回は、

フリーエージェント社会で生きるために
大切な要素についてお話します。

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