健晃堂

肩こりにシップは逆効果

肩こりがひどいので色んな解消方法を試しているが、なかなか良くならない!

ストレッチなど運動してお風呂でゆっくり温めて、寝る前にシップを貼って・・・

少し待って下さい!!

あなたの肩こりが軽減しないのは、そのシップが原因かも!!

肩こりの辛い症状は

1、筋力の低下、使い過ぎによる疲労

2、血液循環が悪くなり組織が傷む

3、傷んだ組織の修復時の痛み

主にこの3つによって引き起こされます。

筋力の低下や疲労、血行不良は体を動かしたり温めたりすることで、ある程度は回復します。

問題はその後!

シップや塗薬を塗ると一時的に痛みが和らぐので、ついつい癖になってしまいがちですが、これらは長期的に見ると、体を緊張させる交感神経の働きを高め逆に血液循環を悪くさせてしまいます。

どういう事かといえば、血液循環が良くなると一時的に傷んだ組織を治す反応の過程で、プロスタグランジンやアセチルコリンといった痛みを感じさせる物質が増えることになります。

ここでシップや塗り薬を使うと、これらの物質を軽減させることが出来るので痛みは和らぎます。

しかし、それは同時に血液循環を悪くさせ交感神経の緊張を作るという事でもあります。

つまりシップや塗薬を使うと、痛みを感じさせる物質が減るので楽になったような気がする。

しかし血流が悪くなり筋肉の緊張も強くなるので、肩こりは逆にひどくなる。

このような悪循環に陥ってしまうんですね!

体をどこかにぶつけた、捻挫して腫れた、ぎっくり腰や寝違いなど、急性の痛みにはシップは効果的ですが、肩こりなどにはあまり頼り過ぎない方が良いでしょう。

ちなみに、温シップでも冷シップ効果は同じです。

シップに頼り過ぎてると感じたら、体を動かしたり温めたりした後に貼るのは一度、控えてみてはいかがでしょうか!

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