高岡英夫 「身体意識から観る天才学」
“ゆる体操”の考案者、高岡英夫さんの著書です。
人間は一つの巨大なシステム。
人を成功させたり失敗させたりするメカニズムが必ず隠されている。
このメカニズムを心と体のつながりを通し独自の視点で説明されていて、観点を広げるのにとても役に立つ考え方を提唱されています。
インターネットの普及で情報の渦に飲み込まれ、常に意識が自分の外に向いてしまいがちな今の時代!この身体意識というイメージは何かを成し遂げる為にとても役に立つと思います。
情熱が強い人に限ってそれを形にしていくことが出来ない。なぜなら、やる気もエネルギーで強ければ強いほどコントロールが難しい、と本の中にも書かれていました。
やる気に満ち溢れている時に限って、あちこちにエネルギーが分散し結局何も成し遂げられない経験は、自分自身にも思い当たる事が多い。
偉業を成し遂げた歴史上や現代の人物・隠れた天才などを例に挙げ、なぜこれほどのエネルギーを持つことが出来たのかを身体意識というメカニズムで説明されています。
天才から学ぶためにキーワードになるのは、
・自分自身の内側に意識を向けること
・何かを成し遂げる時には軸をしっかり持ちエネルギーを集中させる
やはりこれが大切なようです。
専門書では無いので、誰にでも読むことが出来る良本だと思います。