日常生活の何気ない事や、様々な人間関係の中で時々「キレそう!」なほどのストレスを感じる事があります。
東洋医学では「キレる」状態は気の流れが頭に向かってどっと流れて、熱が生じている状態と考えられています。
「頭にきた」とか「逆上する」などといった言葉がよく使われることからも、気が上がる状態はイメージしやすいでしょう。
イラッとして思わずキレそうになった時には、上がった気を下げる事が必要です。
怒りで心が乱れると、すぐに呼吸の乱れにつながります。
このような時は腹式呼吸で呼吸を整え、上がった気を下げ怒りを鎮めましょう。
この時に大切なことは、頭に上がった気を下に下げる事をしっかりとイメージしながら腹式呼吸を行う事です。
試しに片手をおへその下に置いた状態で呼吸してみて下さい。
おへその下に手を置く事で体の重心が下がり、気が下がるのがイメージしやすくなるでしょう。
また仕事中に席を立つヒマもないほど忙しい時などは、机に座ったままおへその下に手を置き呼吸に合わせ肩を上げ下げするだけでも、こころを落ち着かせる効果があります。
ぜひ試してみて下さい。