健晃堂

自分を見失わないための呼吸法

仕事で理不尽な目に遭った。

人付き合いの中で、聞きたくない愚痴などを聞かなければならない。

テレビやネットで気が滅入るニュースに接してしまった。

このような受け入れたくない情報に出会った時は、身体は無意識に身構え緊張し、固まってしまいます。

防御に精一杯なので、余裕が無くなり自分自身の身体感覚を失ってしまいます。

すると、今の自分がどのような状態で、どうすれば良いかがわからなくなってしまいます。

これが「自分を見失った状態」。

自分を見失うと、精神的にも外の情報に振り回されて不安定になります。

こうなってしまった時は、ゆっくりマッサージやストレッチで身体をほぐしたり、お風呂で温まるのが良いのですが、いつでもどこでもそれは出来ませんよね。

なので、誰にでも出来て、確実に自分を取り戻すことが出来る方法が必要。

そのために高い効果を発揮する方法がこちら、

“ストロー呼吸”

口をすぼめて息を吐き、鼻から息を吸う。

これだけです。

ストローをくわえて息を吐き出すようにイメージしてみましょう。

口をすぼめて息を吐けば、吸うのは自然と鼻からになるので、吸うことにはあまり意識を向ける必要はありません。

ポイントは、やりやすいようにやること。

特に、こうしなければならないという決まりはないので、単純に口をすぼめて息を吐き、鼻から息を吸う。

これだけを意識して、何度か呼吸してみましょう。

どんな感じになるでしょう?

下腹が安定して、自分がしっかりするのが感じられると思います。

ストロー呼吸を行うと、自分自身をしっかり支える感覚が生れます。

身体の安定感が得られると、外部からのストレスに対して必要以上に身構えて緊張も減るので、自分を見失った状態になることはありません。

何となく居心地の悪い場所に来てしまった。

余計な情報を受け取ってしまって、精神的にグラグラして来た。

そんな時に、このストロー呼吸を行ってみて下さい。

慣れると、人が居るような状況でも、あまり意識されること無く出来るようになります。

また、やる気が起きない時などにも、このストロー呼吸は効果的。

色んなことが気になって、目の前のやるべき事柄に集中出来ない時にストロー呼吸を行うと、頭がクリアになり上手く事が運ぶようになります。

シンプルですが、とても高い効果が感じられる方法です。

日常生活の様々な場面で、自分を見失いそうになってしまった時に、ぜひ活用してみて下さい。

16-10-27

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