健晃堂

無駄な疲れを減らすため役立つ感覚

武道では、安定して立って居ながら同時にすぐに動ける状態をつくることを教わります。

そのために、よく言われるのが「地面と足裏の間に半紙を入れるような感覚」

これをイメージすると足裏の力が抜け、日頃からいかに無駄な力を使っているかに気付くことが出来ます。

この感覚が役立つのは武道だけではありません。

仕事や様々な活動での疲れを減らし、心地良い日常を過ごすため、あらゆる場面で応用が利くものです。

例えば、肩こりになる原因の一つがパソコンのタイピング作業。

指先から腕、肩、首、背中へと無意識のうちに無駄な力が入り、それが続くことで不快な緊張が生じます。

そんな時、指先とキーボードやマウスの間に「半紙を一枚挟んだような感覚」を意識してみて下さい。

それをイメージするだけで、指先が柔らかくなり、首や肩の力がフッと抜けるのが感じられると思います。

携帯電話やスマホを操作する時も、同じ感覚で行うと、かなり疲れを減らすことができるでしょう。

重いカバンや荷物を持つ時、椅子に長時間座っているような場面でも、身体と接触するものの間に薄い半紙を入れるようにイメージする。

この意識により、皮膚の感覚が鋭くなり、接触するものに対してどの程度の力が必要なのか無意識に判断できるようになるのです。

力の入れ具合を掴むことで、身体のエネルギーの無駄遣いが防げるというわけです。

私たちは自分の身体が外部のものに触れる場面で、皮膚感覚に意識を向けることはほとんどありません。

すると、先ほどのタイピングの例では、キーボードを押すのにどの程度の力が必要なのかわからないため、必要以上に力を込めてしまいます。

日常の様々な場面で不要な緊張を解き無駄な疲れを減らすために、半紙を挟む感覚はとても役立ちます。

半紙でなくても、薄皮一枚入れるような感覚や、柔らかい絹の布を挟むようにイメージしても良いでしょう。

コツを掴むまでに少し訓練が必要ですが、慣れれば誰でもこの感覚はわかるようになります。

身体と接触するものとの間に、薄い半紙を挟むようにイメージする。

心地良い日常を過ごすため、ぜひ参考にしてみて下さい。

16-10-22

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です