健晃堂

自分を持ってる人と頑固者の違い

一流の人の特徴の一つ、確固たる自分を持っていること。

誰に何を言われようと、どんなに批判されようとも、自分の進むべき道の方向性は決して変えることはありません。

自分の言動と行動に基づく結果に対する責任は、全て自分で背負いながら生きています。

ありきたりな話ですが、実行するのはなかなか難しいもの。

ブレない自分を創り上げるために、一流人が意識しているポイントがあります。

それは、

“人の話をゆっくり聞くこと”

確固たる自分を持っている人とは、人の話を受け付けようとしない頑固者のことではありません。

逆です。

全く共感出来ない話や批判・反対意見なども、全て受け止めてしまうことが出来る人です。

人は誰でも自分に共感してくれる相手とは心地良く過ごすことが出来ますが、批判はされたくないもの。

反対意見や耳の痛い話などは、出来れば聞きたくないでしょう。

では、なぜ人の話をゆっくり聞くことが、ブレない自分創りになるのでしょう?

自律神経の働きの視点から説明させていただきます。

まず、嫌な話を聞く時には、人の呼吸はどうしても浅く早くなってしまいます。

そのため、自律神経では交感神経の働きにバランスが傾き、視野が狭くなってしまいます。

頑固な人は、ここで完全に考えが凝り固まってしまって、人の話を受け付けなくなってしまうんですね。

一方で、人の話をゆっくり深呼吸しながら落ち着いて聞いていると、呼吸は大きくは乱れません。

自律神経の働きのバランスも保たれるので、考えが凝り固まってしまうこともありません。

この安定した自律神経のバランスは、相手にも伝染します。

そのうちに、相手もゆったりとした落ち着いた精神状態になります。

落ち着いた者同士がゆっくりと話せば、「相手の話にも一理ある」となり、お互いにとって有意義な会話になるでしょう。

一流人は、自分に対する批判や反対意見なども、聞くべきところはしっかりと聞き、様々な視点をまずは自分の中に取り込みます。

それらをじっくりと吟味しながら、自分にとって必要なものだけを選択します。

きちんとした考えに基づいた行動や言葉には、力強さと説得力があるもの。

その力強さと説得力が、“確固たる自分を持っている人”、という印象を周囲の人に与えるのです。

頑固な人は、他人の視点や考えを取り入れることが無いので、その行動や言動から、奥深さを感じることがありません。

頑固者になることなく、自分を確立した一流人になるためには、人の話をゆっくりと聞くことを意識することが大切。

ゆっくりと聞くことで、自律神経のバランスが高いレベルで安定し“余裕”が生まれます。

そして、相手の考えや視点も全て取り入れて、自分のものにしてしまいましょう。

この習慣を身に付けることが、独自の視点や思考を持った一流人になるためには大切。

参考にしていただけると幸いです。

15.09.28-1

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